MFMJ担当 間室 照雄

 
 4月23日から5月2日までの期間、キング先生夫妻のほか7名の方々が来日し、聖書学院敷地内の樹木の枝おろしや樹木の伐採をしてくださった。その中には直径80センチ以上の桜の木や、高さ30メートルもあるかと思われるヒマラヤスギの伐採も含まれている。
 
 通常の枝おろしは、はしごなどをかけて下枝から切り落としていくが、今回は横浜教会のF兄が所有の高所作業車を巧みに操作して、高さ8メートルにも伸びたゴンドラの中でツリーチームの方とともに、手際よく補助をしてくれたことが大きな成果を生んだ。切り取った枝は安全なところに落とし、下で待ち構えていたツリーチームのメンバーや応援に駆けつけてくださった日本側の兄弟たちや先生方が、安全を確かめながらおおざっぱに切り刻み、キング先生の用意した二トントラックに積んだ。コツがあるようで、キング師がトラックの荷台に乗って手際よく積み込み、いっぱいになると、これを処理してくれる業者のところに運ぶという、一連の作業が流れ作業のようにして行われた。

 今回の作業の特色は、高所作業車だけでなく、30メートルも伸びるクレーンをチャーターしたことだろうか。大きな枝を切るごとにクレーンで吊り、そのまま吊り上げて枝を地面に降ろす作業であったと思う。危険を伴う作業で入念な打ち合わせと、無線による作業の指示が行われた。枝の切る位置やチェンソーの当て方なども下から指示していた。

 言葉の壁があったが、修養生や先生方に通訳をしていただき、多少のコミュニケーション不足はあったものの、和気あいあいと楽しく作業ができた。作業の合間の休憩時間には、片言の英語を使ってコミュニケーションもでき、ネクタイを締めた会議と違い、お互い埃だらけ、木くずにまみれで汗をかきながらの奉仕は言葉の壁を超えることができた。メンバーの一人から、我々の仕事ぶりを見てグッドジョブと声をかけらえたときはうれしかった。

 特筆すべきことは、米国MFMの支援体制である。自分の費用で来日した方もあったが、500人以上の背後の祈りの支援を通して、MFMが彼らを送り出してくれた。交通の頻繁な道路の横や建物に挟まれた狭い場所、また高いところで作業をしてくださった、ツリーチームの皆さんに改めて感謝したい。
 

 
MFMJ 代表 間室 照雄

  
 その答えは、「信徒が中心になって、教団内の施設などのメンテナンスをする働き」です。2014年度の予算は15万円です。足場パイプ、チェンソー、インパクトドライバーなどの電動工具を揃えつつあります。
 
〈今(2014)年度の事業〉
① 8月に聖書学院内のプラタナスの枝おろしと、椎の木の枝おろしを行いました。プラタナスは3年前に幹だけにする大幅な枝おろしをしましたが、その際、枝が太く風にあおられて大変でした。そこで、今回は早めに枝打ちをしましたが、太いものは直径が10センチにもなっていました。椎の木は枝が道路にせり出していて、所有者の責任上どうしても切らなければなりませんでした。切る枝をロープで吊りあげ、道路やブロック塀に落ちないように気遣いながら、また通行する車や人、自転車などに気を配りながらの作業でした。5メートル以上の高所作業ですし、切る枝は直径3 0センチぐらいもあり、危険が伴う作業でしたが、安全に守られました。
 
② 屋上防水工事。とくに、雨漏りのひどい図書館棟の工事を行いました。雨漏りの原因の小さな穴を見つけるのが大変でしたが、それを見つけて、掃除をし、コーキング剤を充填して、雨漏りはなくなりました。この作業を業者に委託した場合、とても費用がかかるのですが、充填剤10本ほど約5千円の材料代で済みました。
以上のような作業をボランティアでする宣教局の働きです。発足以来6年が経過しました。その間、和歌山教会のメンテナンス、大島泉の家のペンキ塗りや、枝おろし、樹木の伐採、聖書学院内の樹木の伐採などをしてまいりました。教団内の教会で、メンテナンスの必要がありましたら、宣教局メン・フォー・ミッション・ジャパンへ声をかけてください。
 
 

 
MFMJ委員長 間室 照雄

 
 メンフォーミッションジャパンは宣教局の中にあって、大島泉の家や東京聖書学院などで、樹木の伐採や枝おろしを行っております。2015年度は津久井教会の屋根(コロニアル葺き)の塗装、大島泉の家の最後の樹木の伐採、東京聖書学院内の樹木の枝おろしなどを行いました。
 
 津久井教会の屋根の塗装
 
 足場の組み立ては、初めてのことなので大変手間取りました。足りない部材や長尺物の足場パイプは、近くのホームセンターで調達しました。教会の立地が周辺よりも高いところにあり境界まで狭いため、材料の搬入や組み立てに手間がかかったのです。MFMJメンバーが中心でしたが、とくに津久井教会の阿部師と息子さんの働きが大でした。建設以来18年間何もしてなかったようで、屋根の黒い色の汚れを高圧洗浄機を使って洗浄しました。乾くのを確認してシーラーという塗料(接着剤)を塗り、遮熱塗料を塗り、乾いたのを確認しながら、本来の塗料を2回塗るという作業でした。

 
 MFMJのメンバーは仕事の合間を利用しての奉仕であり、雨や風の影響を受けやすく、作業の途中に中断したこともありました。その尻拭いは阿部師と息子さんがしてくださいました。屋根の洗浄の際、隣の家を汚してしまい、屋根のペンキ塗りの時もペンキをこぼして、隣の家に迷惑をかけてしまいました。危険を伴い、なおかつ専門的な作業を素人がしたのですから、やむを得なかったのかもしれませんが、今後はこのことを教訓として、安全性や難易度に合わせた奉仕を行いたいと痛感しました。

 
泉の家・東京聖書学院の枝おろし

 
 大島泉の家では古谷師に引き渡された後でしたが、運営委員や平野師、佐藤師、福島師、中道師が協働してキャンプ場内に茂った樹木の伐採を行ない、それらを薪になるように短く切って、枝葉は燃やしやすいように枝打ちをしました。東京聖書学院では図書館前の自然に生えて街灯を巻き込んでしまった、みずきの木を切り倒し運びやすいように短く切断しました。

 
 いずれの作業も専門的な知識、技能が必要ですが、その傍らにあって、お茶の接待をしてくださったり、梯子を支えてくれたり、枝打ちのときは、ロープで曳いてくれたりと、大勢の方々の協力も必要でした。今後も東京聖書学院内や教会の要請に基づいて、活動は続きます。専門的な技術のある方はもちろんですが、時間と体力のある方もぜひこの働きに参加してください。

(「りばいばる」誌 2016年8月)  
 
MFMJ 代表 間室 照雄

  
 その答えは、「信徒が中心になって、教団内の施設などのメンテナンスをする働き」です。2014年度の予算は15万円です。足場パイプ、チェンソー、インパクトドライバーなどの電動工具を揃えつつあります。
 
〈今(2014)年度の事業〉
① 8月に聖書学院内のプラタナスの枝おろしと、椎の木の枝おろしを行いました。プラタナスは3年前に幹だけにする大幅な枝おろしをしましたが、その際、枝が太く風にあおられて大変でした。そこで、今回は早めに枝打ちをしましたが、太いものは直径が10センチにもなっていました。椎の木は枝が道路にせり出していて、所有者の責任上どうしても切らなければなりませんでした。切る枝をロープで吊りあげ、道路やブロック塀に落ちないように気遣いながら、また通行する車や人、自転車などに気を配りながらの作業でした。5メートル以上の高所作業ですし、切る枝は直径3 0センチぐらいもあり、危険が伴う作業でしたが、安全に守られました。
 
② 屋上防水工事。とくに、雨漏りのひどい図書館棟の工事を行いました。雨漏りの原因の小さな穴を見つけるのが大変でしたが、それを見つけて、掃除をし、コーキング剤を充填して、雨漏りはなくなりました。この作業を業者に委託した場合、とても費用がかかるのですが、充填剤10本ほど約5千円の材料代で済みました。
以上のような作業をボランティアでする宣教局の働きです。発足以来6年が経過しました。その間、和歌山教会のメンテナンス、大島泉の家のペンキ塗りや、枝おろし、樹木の伐採、聖書学院内の樹木の伐採などをしてまいりました。教団内の教会で、メンテナンスの必要がありましたら、宣教局メン・フォー・ミッション・ジャパンへ声をかけてください。

MFMJ委員長 間室 照雄

 
 メンフォーミッションジャパンは宣教局の中にあって、大島泉の家や東京聖書学院などで、樹木の伐採や枝おろしを行っております。2015年度は津久井教会の屋根(コロニアル葺き)の塗装、大島泉の家の最後の樹木の伐採、東京聖書学院内の樹木の枝おろしなどを行いました。
 
 津久井教会の屋根の塗装
 
 足場の組み立ては、初めてのことなので大変手間取りました。足りない部材や長尺物の足場パイプは、近くのホームセンターで調達しました。教会の立地が周辺よりも高いところにあり境界まで狭いため、材料の搬入や組み立てに手間がかかったのです。MFMJメンバーが中心でしたが、とくに津久井教会の阿部師と息子さんの働きが大でした。建設以来18年間何もしてなかったようで、屋根の黒い色の汚れを高圧洗浄機を使って洗浄しました。乾くのを確認してシーラーという塗料(接着剤)を塗り、遮熱塗料を塗り、乾いたのを確認しながら、本来の塗料を2回塗るという作業でした。

 
 MFMJのメンバーは仕事の合間を利用しての奉仕であり、雨や風の影響を受けやすく、作業の途中に中断したこともありました。その尻拭いは阿部師と息子さんがしてくださいました。屋根の洗浄の際、隣の家を汚してしまい、屋根のペンキ塗りの時もペンキをこぼして、隣の家に迷惑をかけてしまいました。危険を伴い、なおかつ専門的な作業を素人がしたのですから、やむを得なかったのかもしれませんが、今後はこのことを教訓として、安全性や難易度に合わせた奉仕を行いたいと痛感しました。

 
泉の家・東京聖書学院の枝おろし

 
 大島泉の家では古谷師に引き渡された後でしたが、運営委員や平野師、佐藤師、福島師、中道師が協働してキャンプ場内に茂った樹木の伐採を行ない、それらを薪になるように短く切って、枝葉は燃やしやすいように枝打ちをしました。東京聖書学院では図書館前の自然に生えて街灯を巻き込んでしまった、みずきの木を切り倒し運びやすいように短く切断しました。

 
 いずれの作業も専門的な知識、技能が必要ですが、その傍らにあって、お茶の接待をしてくださったり、梯子を支えてくれたり、枝打ちのときは、ロープで曳いてくれたりと、大勢の方々の協力も必要でした。今後も東京聖書学院内や教会の要請に基づいて、活動は続きます。専門的な技術のある方はもちろんですが、時間と体力のある方もぜひこの働きに参加してください。