いてくれてありがとう
あなたの目に尊く、重んじられる。(旧約聖者 イザヤ43:4)
「えーっ、端引き取るの」。毎週家庭集会をしていた一人暮らしのMさんが、病で天に召され、猫三匹とオウム一羽が残されました。感染症が国内で流行する直前のことでした。引き取り手が見つからず、途方にくれる中での妻の提案に、思わず目を丸くしましたが、天国のMさんから託された気がして私も覚悟を決めました。白、黒、三毛のうち、愛嬌がよく、集会中にMさんの膝でよく甘えていた三毛猫の受け入れが決まり、結果的に三匹とも不思議なように行き先が与えられたのです。
私にとっては初めての猫との生活です。最初はうまく抱くことさえできませんでしたが、今では、手を伸ばすと安心して身を任せてくれます。やわらかく小さな体を抱いていると、温もりがじんわりと伝わってきます。もと野良猫は今や教会の猫、我が家のアイドル、大切な家族の一貝になってくれています。
振り返れば、感染症拡大による「ステイホーム」が叫ばれ、先が見えない不安の中で、暗くなりがちな時期にやって来て、妻と私の心に光を灯し、元気を与えてくれていたことに気づきます。妻と私の膝を自由に渡り歩き、食べて、寝て、遊んで、お腹を見せる以外に何もしていません。こちらがどんなに「猫の手も借りたいほど」忙しくしていても、何一つ手伝ってはくれませんが、いるだけで心を和ませ、疲れをいやし、慰めを与えてくれます。これこそ存在の賜物ではないでしょうか。何もできなくてかまわない。そこにいてくれるだけで十分なのです。
神さまはあなたの存在そのものを尊び、何もできなくても、その場にいること自体を喜んでくださいます。羊飼いである神さまは、大切な羊のことを常に心にかけ、育み、懐に抱き、いつもあなたの耳元でこうささやいておられるのです。
「いてくれてありがとう」。
めっちゃええやんホーリネスの仲間
財務局長 小松真規子
「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」(Ⅰコリント12:26)
4月から5ヶ月間、教育局信徒担当教団委員の働きに就いておりましたが、このたび財務局に異動しました。今回はこれまで携わってきた全国信徒大会について、書かせていただきます。
来年(2026年)11月23 日に開催される、第11回全国信徒大会近畿大会の準備が始まっています。8年ぶりの対面開催に向けて、近畿教区では実行委員会を中心に、教区内各教会から推進責任者をたてて励んでおられます。どうぞお祈りをお願いいたします。
私たちにとって、イエスさまを主と信じる仲間の存在はとても大切です。特に教会での交わりは身近で、共に感謝しつつ、一つ思いで信仰生活を送れることは大きな恵みです。しかし、いつも順風満帆とは限りません。一人ひとり違う個性を神さまから与えられていますから、意見が合わずにぶつかることもあります。個人的な小さなことであっても、その痛みは教会全体をも厳しい状態に向かわせるほどに大きな影響を受け、まさに「一つの部分が苦しめば、すべての部分が苦しみ」ます。しかし、幸いなことに、私たちはその痛みを主に注ぎ出して祈ることができます。御前に静まるうちに、御言葉が開かれて慰めや励まし、平安をいただくことができるのです。そして、痛みを乗り越え、そこから再び尊い交わりを回復することができたならば、教会全体もまた喜びに満たされる、本当に感謝なことだと思います。
9月23日には本大会に先駆けて、プレ信徒大会が開催されました。本大会と同じ会場で、近畿教区連合壮年会・連合女性会・連合青年会がまず一つになり、日本ホーリネス教団に属する神の家族として共に集い、支え合い、祈り合う信徒大会の恵みを一緒に味わおうと呼びかけられました。
教会・教区の交わりが全国へと広がり、主にあるめっちゃええホーリネスの仲間との出会いを、一人でも多くの方々に体験していただきたく、ご参加を心より願っております。
ブラジル訪問
― 仲睦まじく、情熱的―
去る9月2日(火)~11日(木)までの10日間、ブラジル福音ホーリネス教団百周年記念式典に出席するために、鈴木英夫総務局長と元ブラジル宣教師の新谷聡一郎・聖美牧師夫妻と、ブラジルに渡航しました。往復の移動を差し引けば、1週間の滞在でした。特に印象的だったことや、私たちの教団に生かしてゆきたいと思わされたことについて書き連ねてみました。
6日(土)午後8時からブラジル福音ホーリネス教団の任命式が行われ、立ち会いましたが、私たちの教団の任命式とは全く異なるものでした。式というより、飲食のないパーティという感じでした。まず時間帯からして異なり、終了したのは日付が変わる零時前でした。
私たちの教団では、年会の最終日に「聖別派遣式」という名称で任命式が行われます。教団委員長が、任地(教会名)に次いでそこに遣わされる牧師名を読み上げます。呼ばれた人はそこに立ち上がって、主に向かって「はい」と返答するのです。読み上げる教団委員長も緊張しますが、呼ばれる牧師も緊張します。厳粛な時であり、神を感じる時です。それに対してブラジルの任命式は、はりつめたような緊張感というものがありません。教区単位で名前が呼ばれると、ステージに上がります。夫婦で派遣される場合は、手をつないで壇上に上がります。壇上では、同じ教区に遣わされた者同士がハグして互いに歓迎し合います。新たな一年も手を取り合って励まし合い、伝道・牧会の働きをして行こうという感じです。ブラジルの教会は、サンパウロ市内でごく近くの教会もありますが、多くの場合、400、500キロ、遠いところは1000キロ以上離れています。頻繁に会うことはできないのでしょうが、牧師同士が仲睦まじく、そこには深いつながりが感じられました。文化の違いもあるでしょうが、うらやましく、私たちの教団も大いに見倣いたいと思いました。
エドアルド呉屋(ごうや) 教団委員長は、「私は若者を育てるためであれば、なりふりかまわずどんなことでもする」と言っておられましたが、それがキャンプ場にも、百周年大会にも表されていました。キャンプ場には、フットサルとバレーボールのコートが2面ある、真新しい体育館があり、百周年大会においては、バンド演奏と、約10教会のチーム(10~40人)のダンスによる情熱的な賛美がありました。多くの若い人たちが信仰を継承し、教団の働きを担っている姿を垣間見、ブラジル福音ホーリネス教団の明るい未来が感じられました。
東宣社
「私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです」ペトロの手紙Ⅱ3:18
黙想あり漫画あり豆知識あり、その他もろもろありの366日分の聖書日課です。4月始まり400ページです。青年・初心者の方にも最適!
毎朝立ち寄るカフェのように、毎朝、心に寄り添える本であれば幸いです。オシャレなカフェには、ステキな小物やおいしいメニューがあるように、青年たちを励まし、主イエスに導く黙想が満載です。30名の青年牧師が書き下ろした渾身の聖書日課です!
E-mail:tosensha55@yahoo.co.jp
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