教会学校紹介シリーズ 『聖書の光』に連載中

ジョイキッズ(教会学校)の紹介


一、 ジョイキッズの特徴

 浜松ホーリネス教会でのジョイキッズ(教会学校)に出席するレギュラーの子どもたちは十二名、スタッフは八名(教師六名・牧師・奉仕者一名)で、子どもたちの親を加えると毎回平均二十三名ほどで礼拝しています。
CS礼拝の特徴は主に二つあります。一つは土曜礼拝です。学校が週五日制になり、土曜日の方が子どもたちが集まりやすいのではないかと考えたからです。礼拝の時間は午後一時三十分〜午後三時まで行うようにしました。
 二つ目は礼拝のプログラムです。浜松教会では椅子や机は出さずに多目的室の床を広く使用して行います。その中で、まず元気な曲に合わせて賛美したり、ダンスをしています。(曲はMEBIGやみどり野教会で作られた曲を中心です。)楽しく礼拝に参加できるように、ゲームを必ず行っています。ゲームは本を参考にしたり、教師が考えてきた物だったり・・・と工夫を凝らしています。(転がしドッヂボールやマクドナルドじゃんけんなどなど)楽しくゲームをした後は、落ち着いた曲を賛美して心を静めます。続いて献金(献金のお祈りを子どもたちが行います)主の祈り、お話になります。
 取り組みとして、通常の礼拝とは別に二〜三ヶ月に一度の割合でジョイキッズスペシャルと題した特別集会を行っています。内容は夏の時期には、アイスクリームバイキング(大量の色々な種類のアイスやトッピングを用意します)バイキングといってもお腹をこわしてはいけないので、一人三回までおかわり自由にしています。冬の時期には、中華まん食べ放題(肉まん・あんまん・カレーまん・ピザまん計百二十個用意します)子どもたちは昼食を食べずに来たりする子や、ある子は十個も食べたよ!!という子もいます。この他にもイースタースペシャルやクリスマススシャルを行っています。クリスマスが近づいてくると、キャロリングにも出かけます。行き先は老人施設や信徒のお宅に訪問しています。今年は産婦人科病院で出産間近のお母さんや出産したお母さんたちの前で賛美やハンドベル演奏をしました。

二、施設への訪問

ジョイキッズでは毎年花の日とクリスマスのキャロリングにおいて近隣の老人施設を訪問します。子どもが口を大きく開けて元気に賛美するのを高齢者の方々が大変に喜んでくださいます。ダンスをしながらの賛美に加え、キャロリングのときにはハンドベルによる賛美も行ないます。牧師による紙芝居とショートメッセージにも熱心に耳を傾けてくださいますから感謝です。ジョイキッズでは、これをよき伝道の機会と捉え、高齢者の方だけでなく施設職員の方たちにもキリストの福音が伝わるよう祈っています。

三、恵み

 私達の教会は賛美にあふれています。それで子どもたちも賛美が大好きです。ジョイキッズ礼拝で、大きな声で体全体を使って神様を賛美します。打楽器での奏楽や献金の感謝の祈り、特別集会の奉仕などを積極的にしてくれます。昨年のクリスマス祝会では青年達とバンドを組んで、すばらしい賛美をしました。また、母の日、父の日、敬老の日などの特別な日に、みことば暗誦や手紙のプレゼントをして、教会員の方々に主の愛を届けています。このように霊的成長を日々しているこども達を通し、主の栄光が現されています。第一コリント三章六節の成就です。その他、教会の育児サークルからジョイキッズへ、ジョイキッズから礼拝へと導かれた親子もいます。これも大きな恵みです。

四、課題

 ジョイキッズでの課題は尽きませんが大きく二点あげると、一つは「礼拝になかなか新しいお友だちが来ない。いつもレギュラーの子どもだけで礼拝していること」です。どうすれば新しいお友だちが来てくれるか。まずは教会で、ジョイキッズでよく祈り、近隣の小学校へのチラシ配りを定期的にしていくことだと感じています。ここに教会があり、教会学校は楽しい場所だというアピールをしなければなりません。年に四回行う特別集会をはさみながら、ジョイキッズの存在を継続してお友だちに示していくのです。なお、ジョイキッズに来たら楽しくて、今度は友だちを誘いたいという程に、楽しくする必要を感じます。賛美とゲームを絶妙に織り交ぜ、子どもたちがお話の時間まで集中できるようにしたいものです。
 もう一つは教師の信仰と研修です。お話も互いに磨き合い、紙芝居や手作りの視覚教材はもちろん、PCプロジェクターやマグネットが付くホワイトボードの効果的な使用、それにスキット形式とか様々に工夫していきたいと考えています。他の教師が作った教材を仲間の教師が共有し使うなどの連携の工夫も必要かと思います。何よりも教師たちが子どもたちの救いの為に重荷を持って取り組む熱い姿勢を大切にしていきたいと願っています。
 以上、浜松教会ジョイキッズを雑駁ではありますが紹介しました。これが貴教会の参考になれば幸いです。


クリスマス・スペシャルのひとこまです。
適当にお使いください。


教会学校の試行錯誤

広島福音教会 加藤久美子

 私たち夫婦が広島福音教会に遣わされたのは2000年4月でした。その当時は、私たちの二人の子どもも小学校高学年で、教会員の子どもたちも同年代か、それより下の子どもたちがいましたので、日曜日の教会学校には毎週12~3名の子どもたちが集まっていました。

●大人の礼拝と一緒に 

当初は、大人の礼拝前に教会学校をしておりましたが、クリスチャンホームの子どもたちが主になってきましたので、思い切って2001年から大人の礼拝時間の中で、子どもの教会学校の礼拝を入れる形式を取るようにしました。礼拝前半部分で、子ども賛美歌を歌い、教師が毎週交代で子ども向けの短いお話しをするのです。大人の礼拝メッセージの前に、子どもたちは分級室に移ります。教会員のお年寄りの皆さんには、視聴覚教材を使った子ども向けの短いお話は分かりやすいと好評でした。そのせいで、牧師も大人向けのメッセージで、だいぶ分かりやすく話すようになったのではないかなぁと思います。中学生になると大人の礼拝に出席するようにして、礼拝後に、中高生や青年たちの交わりの時間を持つようにしていました。
ところが、子どもたちが成長して中学生になると、なかなか毎週は礼拝に出て来られなくなります。部活動や模擬試験など、日曜日に学校に行かなければならない機会が増えるのです。同時に、かつて小学生だった子どもたちが中学生になると、今度は教会学校に集まる小学生の子どもたちが少なくなってしまいました。日曜日の教会学校に、だれも来なかったり、来ても1~2名だったりというケースが増えてきたのです。また最近では、私たちの二人の子どもたちも大学進学のためにアメリカに渡り、教会員の子どもたちも大学は県外に行くことになり、教会学校を一緒に盛り上げてくれる青年たちもいなくなってしまいました。

●木曜学校の開始:フラ教室と共に

 そんな折り、2006年からだったでしょうか、木曜日の午後、子どもたちに(女の子オンリー)ゴスペル・フラを教えるようになりました。すでに私は、幼稚園のお母さんたちにゴスペル・フラを教えていたのですが、子どもたちからも習いたいという声が上がり、月二回のペースで始めることにしました。2歳半から10歳までの子どもたちが、幼稚園や小学校の帰りに、母親と一緒に、休むことなく出席します。人数としては18~20名です(フラを習っている女の子たちの弟も含む)が、幼・小1・小2~3の三クラスに分かれています。各クラスの最初に教会学校をして(木曜学校です)、親子一緒に礼拝を守ります。子ども賛美歌を歌い、聖書のお話を聞いて、献金をします。子どもたちが順番に献金係りをします。かつて当教会の教会学校に通っていたというお母さんが、幼稚園の娘さんと一緒に参加しておられたり、他の教会学校に通っておられたというお母さん方もいらしたりして、み言葉の種がまかれて、親の世代から子の世代へ続いていることを目の当たりにし、神さまの奇しい導きを感じます。これらのお母さんたちは、むかし教会学校で貰った豆カードが懐かしいとおっしゃいます。教会学校は、まさに生涯続くものなのですね。
 木曜学校の礼拝が終わると、ケイキ(ハワイ語で「子ども」の意)・フラが始まります。子どもたちはお気に入りのパウスカート、レイ、髪飾りをつけて、ワクワクしながら踊るのです。中には耳の聞こえない子や、発達障がいの子もいますが、一緒に踊ります。どのようにして?耳が聞こえなくても、話ができなくても、手に言葉をのせて、手話で得意に踊ります。ゴスペル・フラというのは、元々アメリカの手話とフラが合わさってできた賛美フラですから、私は日本手話とフラを合わせて神さまをたたえることを子どもたちに教えています。
 花の日や敬老の日には、近くの老人施設を訪問して、お年寄りのみなさんに子どもたちの賛美フラを披露します。緊張しながら「君は愛されるため生まれた」や「野の花を見よ」などを踊り、一人ひとりと握手して別れます。おじいちゃんやおばあちゃんたちが、涙を流して「ありがたいね~」と喜んで下さいます。子どもたちも、小さいけれどお役に立てることを喜んでいます。また9月にはお母さんたちのゴスペル・フラ・チームと一緒に、チャリティコンサート(移植患者支援)で踊りを披露し、子どもクリスマスなどでも可愛らしい賛美フラを踊ってくれます。素敵な笑顔と共に、からだ全体を使って主を賛美するゴスペル・フラを踊る子どもたちは、まるで天使のようです。
 このように、広島福音教会の教会学校とケイキ・フラ教室は、地域に根ざして広がっていくことを目指しています。これは私たちの教会が属しますIGL公益法人のサムエル幼稚園・保育園の土台があって可能になったことですが、教会学校が小学生以上の子どもたちの受け皿として、さらに定着し発展していけるように祈っています。

教会学校の取り組み

芽室キリスト教会 尾崎順子

芽室教会のここ四年余りの取り組みを紹介させていただきます。
1.これまでの教会学校

 以前の教会学校は、前半は大人の礼拝と一緒になされていました。子どもたちは一番前の席に座り、毎週約4~8名ほど集まっていました。
 礼拝では、最初の賛美(子どもさんびかから)、主の祈り、子どもの献金、使徒信条までを、大人と一緒にし、その後、別の部屋に移り、賛美をし、教会学校の教師からメッセージを聞いて、お祈りをして終わりました。毎回教師の中の一人が、これを担当していました。 大人と子どもが一緒の礼拝は、子どもの声が大人を喜ばせ、主の前にへりくだらせるという良さがありました。また、「子どもさんびか」(ホーリネス教団出版局発行)の賛美は、とてもわかりやすく、新しい恵みを発見させてくれました。

2.新しい試みへ

 このような教会学校でしたが、いくつかのことから、見直すことも必要なのではと考えさせられるようになりました。
 教会学校の教師は四名いましたが、毎週関わりを持つのは一名の教師であることから、子どもたちとの交わりの時間が十分持てないこと、また、その時の子どものメンバーによっては一人では対応できなくなってしまうこと、もっと楽しい礼拝にしたいということなどでした。 そんな中、二〇〇九年五月に近隣でMEBIG(メビック)セミナーが開かれました。今も毎年参加しています。子どもだからといって、大人よりも人格や関わり方や礼拝のあり方を軽んじてはいないかと問われ、遊びの大切さなどを学ばされ、他にも多くのチャレンジを与えられています。 そういったことで、より充実したものにするためにはどうすればよいかを話し合いました。方向としては、大人の礼拝と分離して礼拝を持ち、その中に遊びを入れ、加えて分級の時間も取ること、体を動かしておもいきり遊ぶために、礼拝堂の机やイスは出さずに広いスペースをつくることでした。教会全体としても話し合い、二〇一〇年十一月から新しい試みを始めました。教会学校の時間は九時三〇分~一〇時十五分とし、大人の礼拝は、一〇時三〇分からでしたが、開始時刻を一〇分遅らせました。また二ヶ月に一回は一〇時四〇分から合同の礼拝を持つことにしました。 この変更にともなって、大人の礼拝の時に、親と一緒に礼拝に来ている子どもたちはどうするのか、という課題が生じてきました。教会全体で話し合いを持ち、礼拝に出るべきか、出ないなら子どもたちだけで大丈夫か、などを話し合いました。そして「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。」マルコ一〇14から、礼拝に出たい子どもは出てもよいし、すでに子どもの礼拝に出ているので、出ない子は別室で静かに遊んでもよいということになりました。このようにできるようになったのは、不思議と部屋が増築され、礼拝中交代で子どもを見られるようになるなど、状況が整えられたことも大きなことでした。(これで大人の礼拝に出なくなった子もいます。)3.現在の状況と今後の課題 現在、毎週約五~一〇名のお友だちが集まっています。教師四名、補助教師二名で毎回一緒に関われるようになり、教師もお友だちも体を動かしながら楽しくさんびしたり、遊んだりしています。遊んだ後に、メッセージも集中して聞けるようになりました。
 分級では毎週、暗唱聖句をその日に覚えるようにしています。また翌週にも覚えてきたみ言葉を、礼拝の中で発表していますが、みんな良く覚えられるようになりました。
 スペシャル(クレープ大会、ゲーム大会など)やクリスマス、イースターの時は、小学校の門の近くでチラシ配布をしたり、はがきで案内をしています。多いときは、二〇~三〇名のお友だちが来ています。そこから続けて教会学校に来たり、夏のキャンプに参加するお友だちも与えられており感謝しています。 今後の課題としては、今まで教会に来たたくさんのお友だちが、いつもの教会学校に続けて来られることと、教会学校全体の時間が長引かないようにすることが上げられます。 また、高校生は時折礼拝に出席していますが、中学生に対してのフォローがなされていないのが現状です。有志で土曜の午後に時々中学生のための集まりを持っていますが、まだ試行錯誤の状態です。 たくさんのお友だちが救われ、信仰が育まれ、お友だちがお友だちのために祈り、伝道していくことができるような教会学校へと成長していきたいと願い祈っています。



写真:暗唱聖句の発表

日曜学校をやめるのか?

名古屋城北教会


いつの頃からか日曜日の朝には、子どもが集まりにくくなってきて、伝統ある日曜学校を存続できるかどうかという状態の中から、私たちの教会では児童伝道の新しい形態ができました。日曜日以外に子ども集会をすること、日曜日の大人の礼拝の時間にも子ども部屋には「子守」当番がいること、日曜日には子どもたちが長居して一緒に食事をして午後まで残っていくようになったこと、などです。「教会学校」という組織はないけれども、これらの働きを「児童伝道」というくくりでとらえて、担当者の会議で議論を続けています。まだ明確な救いの告白に至った子どもは少なくて、取り組みは開拓途上です。

伝道会としての子ども集会

 日曜日の朝に集まらなければ、それ以外の時間に何かをしてみようと、水曜日の夕方に新たに「子ども集会」の取り組みを始めました。子ども集会は、日曜学校とは異なる性質の取り組みです。当教会の日曜学校は、前半は伝統的な礼拝の流儀、後半は分級であり、高齢者など大人も礼拝として参加できるようにしています。一方、子ども集会は礼拝ではなくて、未信者対象の「伝道会」のような位置づけであり、参加者の要望に応じて内容を柔軟に組み換えています。レクゲーム、賛美、聖書のお話(紙芝居)、おやつ、ベルコーラスの練習、学校の宿題、このような内容の活動をすることで、未信者家庭の子どもが集
まり始めました。時には調理や園芸なども取り入れます。子どもの教会に対する印象が「楽しい所」になった結果、日曜日の朝にも早く目を覚まして日曜学校に来てくれるようになりました。その子たちの主力が高学年になり、部活のために水曜日には集まれなくなったので、土曜日の昼にも子ども集会を開くようになりました。土曜日は牧師には厳しい日程ですが、大切な取り組みだと考えています。

居場所と居心地の良さ

 当教会に集まっている人の大半は、年配の女性と小中学生です。これらがまとまるには工夫が必要です。高齢者も子どもも、各々の年代にふさわしく振舞っていられることが、教会につながるコツであり、さらに子どもが子どもらしくいられるためには、子どもの居場所が大事だと考えました。二〇一二年夏に購入した新会堂には、一階と二階に和室(一室は母子室)を設け、そこが子どもの居場所になっています。その和室も広間の一部として見通しのよい空間になっていて、いつも大人と目が届き合っています。また、子ども集会で練習したベルコーラスは、大人の聖歌隊と一緒に合奏・合唱して伝道に役立てています。クリスマス特伝などには子どもは、制作した紙芝居や調理したお菓子を披露・提供して活躍します。高齢者も子どもも、みんなが一人前でいられることを心がける、このような姿勢が、子どもの背後にある未信者家庭から信頼を得ることに役立つことを期待しています。

子守は大人の鍛錬にも

 「子守」は当教会で独特に発達した児童伝道の業として、他教会からよく興味を示されます。旧会堂では礼拝時には、子どもが屋根裏部屋にいて遊んでいました。そこで保護者の負担軽減と牧師の子どもの安全を配慮して、神様から使命(賜物)をいただいた兄姉により子守が発生しました。子どもはその場では、ままごと、賛美の練習、コンピュータ、すごろくなど、いろいろなことをしています。十名ほどの種々雑多な子どもの中に大人が一人、この時間は担当者にとっては、多勢に無勢の状態です。子どもたちは、ありのままの姿で霊的に鋭い意見や質問を担当者に投げかけ、また、担当者が一人ぼっちで捧げる礼拝の姿を見ています。子守の場は担当者にとっては「荒野」のような場なのかもしれません。担当者たちからは「自己の信仰が試される」という感想が出ています。この奉仕があるおかげで、日曜学校に来た子どもは、礼拝の後の昼食、そして午後まで安心して残っていられるのです。

交わりと広がりを

 当教会では中京教区のキャンプに参加するほかに、独自の「お泊り会」をしています。取り組みの中で思うことは、小中学生は時間を共有してくれる大人を求めていることです。小学校高学年や中高生を宿泊させることで、性の問題、進化論の問題、進路・受験、賛美の醍醐味など、具体的なことにじっくり取り組もうとしています。
 また、私たちによる児童伝道は子どもたちの救いと共に、未信者家庭の子どもの「背後
にある家族への伝道」も目指しています。
 今後の課題は、早くみんなが明確に救いを受け入れること、さらに新しい顔ぶれが加わ
り続けること、中高生になっても部活や受験をくぐりぬけてイエス様につながること、さ
らに中高生時代にこそ御言をたくさん吸収して、聖潔の恵みの生涯の基礎を築くことです。

途絶えたCSの再開

京都紫野教会 宮氏 努


40年間教会を牧会された前任の牧師が主任で、副牧師として私が京都に遣わされました。当時のCS礼拝は、大人の礼拝の中に組み入れられる形で、10時30分から子ども向けの賛美をし、CS教師が子ども向けのメッセージをし、それが終わると子どもは退席して別室で分級ワークをする、続いて会堂では礼拝が持たれているという状況でした。
 CSの生徒は前任の牧師の息子(当時・小4)だけでした。次の年度、前任の先生ご一家が開拓で別の場所に移られ、CS生徒はゼロになり、それから3年余り、CSは途絶えてしまいました。

 CSが途絶えて3年経ったある時、教会で唯一幼いお子さんがおられる信徒の方から、CS礼拝を持ってほしいと要望があり、CSを再開しました。しかしこの方は月に1~2回しか礼拝に来れていないので、不定期でした。CS教師がいない上、牧師である私が礼拝後、初めて来られた方などのフォローアップをした後に、母子室でメッセージだけのCS礼拝を持ちました。しかし礼拝直後のフォローアップがあるので、牧師としてはこのやり方は負担でした。そのうち、このお母さんが頑張って朝に来るようにすると言ってくださり、朝9時40分から賛美とメッセージだけの短いCS礼拝を持つようになりました。

 朝から来た子どもたちは大人の礼拝の間、分級としてワークをやるようになりました。この頃から幼いお子さんのおられるお母さんたちが教会に集うようになり、受洗に導かれることがありました。
 朝のCS礼拝にお子さんを連れて来れず、大人の礼拝にだけ母子で参加されている方がおられたので、子どもたちは10時30分から大人の礼拝に参加した後、11時に別室に行き、CSの第2礼拝を守るようになりました。しかしこのやり方はスタッフが不足している上、担当者の重荷になってしまったので、1年と持ちませんでした。それでも朝のCS礼拝に来られない子どもたちのためになんとかできないかと思っていたところ、礼拝後であれば、CS奉仕をしてくださるという方があらわれ、朝のCS礼拝とは違った聖書箇所(実際は教案を数ヶ月遅らせたもの)で、大人の礼拝直後にCS第2礼拝と分級を持つようになりました。これであれば、朝のCS礼拝に間に合わなかったお子さんたちもフォローできますし、朝CS礼拝に出て残っているお子さんたちにとっても復習になり、今はこのやり方が定着しています。

親子での集会

 お子さんが幼稚園や保育園に通っている場合、行事などで親同士の関わりが深くなります。それでお母さんたちに願いが起こされ、誘い合わせてクリスマス間近の土曜日に親子クリスマス会を持つ運びとなりました。
 絵本をベースにクリスマスのメッセージとゲーム、自分たちでパンにおかずをはさむ昼食、楽しいひと時で、総勢19名参加しました。
 これを機に、3人のお子さんがいるあるお母さんが教会の礼拝にも集われるようになりました。この方は幼い頃ある宣教師の開かれていた教会学校に通っておられたことがあるそうで、礼拝に励まれ、受洗に至りました。
 クリスマスで集まった人が引き続き教会に来る機会が与えられるように、親子イースター会(イースター間近の土曜日)も持つようになりました。内容は親子クリスマスでやったこととほぼ同じですが、また新しい方をお誘いして教会にお連れすることができました(子ども9、大人6、計15名参加)。
 こうして親子クリスマスと親子イースターが定着しました。今度は更に、フォローアップと日曜日に来られるよう、6月の日曜日に「ホットプレート・ランチ」を計画しました。
 礼拝後、お母さんたちが持ちよって、ホットプレートでみんなで一緒に料理をする、そういう中で新たな交わりも生まれてきました。
 こうして子育て中のお母さん中心に、CSも常時4~7名集まるようになりました。途絶えていたことを思うと本当に感謝です。

お母さんたちが鍵

 植竹利侑先生(単立・広島キリスト教会牧師)の伝道セミナーに参加した時、「CS伝道はお母さん伝道です。お母さんたちは子どもも、ご主人もみんな教会に引っ張ってくることができるんです(お父さんはできないけど)」と教えられ、印象に残っていました。狙ってそうなったわけではないのですが、改めて今考えると、植竹先生の言われていたことが起こりました。
 きっかけはお母さんたちのフォローアップからでした。幼いお子さんがおられるお母さんたちは、礼拝に出ていてもなかなかメッセージを集中して聞けません。平日にもう一度聖日のメッセージ箇所を開いて読み、分かち合いたいということで、お母さんたちが自主的に始め、祈り合う中でこのようなCSの企画が思い起こされて来たのです。
 それでも、中高生科はまだ持てていないなど、まだまだ課題はありますが、感謝のご報告とさせていただきます。

子ども伝道への取り組み

小見川教会 久保木聡子


 小見川教会(千葉県香取市)の子ども伝道への取り組みは、地域性もあり、子どもたち全員がノンクリスチャンの家庭から来ているので「子どもたちの居場所」として、次のように行ってきました。
① 活動日:
 毎週土曜日午後一時三十分~四時
② 内容:
 (前半)集会・メッセージ、さんび  
 (後半)外・公園 内・卓球、お菓子作り、
     たこ焼き、ゲームなど。
*クリスマスの集い
 毎年恒例はケーキ作りです。スポンジは市販のものを使いますが、飾りつけはそれぞれのグループで協力し合って、オリジナルのクリスマスケーキを作ります。回を重ねるごとに(売れそうな?)ケーキができ上がっています。またマジックショーや腹話術、ビンゴなど子どもたちが喜ぶプログラムを行っています。
*その他の
 定例の集い
・ 4月29日
公園でバーベキューとアスレチック
・8月
バーベキュー、かき氷、ゲームなど
・ 10月(体育の日)
つり大会
・2月
バレンタインチョコ作り
*ジョイジョイクラブでは、教師も一緒に活動を楽しみ、子どもたち一人ひとりに関わるように心がけています。毎週の人数にバラつきがあるのが課題ですが、いつでも子どもたちの居場所として家庭的な雰囲気作りを第一に考えています。
(写真 上・クリスマスの集いでのケーキ作り 下・今年も行った公園でのバーベキュー)
写真:工事中      

沖永良部教会 羽佐田創世

 沖永良部教会の教会学校は現在、1~6月までの平均で7名(小数点以下切り上げ)の出席となっています。この状況は昨年の同時期と比べ、想像していなかった数字です。昨年までの教会学校は半年間で参加者0名の日が8回もあり、平均で3名という存続の危機を迎えていました。
 あまりの不振に悩み、子どもたちが来やすい時間に変更をすべきか(午前から午後に等々)、魅力的な教会学校とするためにどのようなプログラムを入れるべきだろうか、いや、果たしてこのまま教会学校を続けていけるのだろうかと思案していました。
 しかし、教会学校存続の危機的状況の中で、ある時、一人の中学生が部活の友達を誘ってきたのです。それからというもの部活のため参加できない日以外は中学生が不思議と毎週、教会に来るようになりました。私たち教師は時間変更も、プログラム変更もしたわけではありません。それでも土曜の晩、日曜の朝には「迎えをお願いします(こんなに丁寧ではないのですが…)」と連絡が入るようになりました。
 正直に言って彼らが教会学校の生徒として必ずしも真面目だと言うのではありません。学級崩壊のような状態が度々おきます。奉仕者が礼拝中、何度も注意したり、時には怒りを爆発さることもあります。それでも、彼らは教会にくるのです。



 私たちですら「彼らは何しにきてんだろう」と思うこともありますが、子どもたちが教会学校にきている、不思議な主の導きに感謝しつつ、時に困惑しつつ、危機的状況の中で一人の中学生を通して教会に与えられた魂が本当に救われるため働いて行きたいと願い、体当たりしています。
 彼らとの交わりが増えるにしたがって、集う子どもたちの置かれている家庭環境、学校での問題など多くの悩みに囲まれているのも見えてきました。それぞれが問題を抱え、辛い思いをしてきていることを知ることができました。普段は表に出てこないその話題がふとした時に口から出てくるようになりました。深い部分で彼
らも本当の救いを必要としているのだということを再確認させられています。

【送迎】教会までの距離がある子たちが多いので毎週送迎をしています。時には部屋にまで行って起こす子もいれば、準備万端で出てくる子もいます。次に迎えに行く子に電話で前もって連絡をいれて起こしたりもします。この働きを労力もガソリン代もかかってしょうがないと思われることもありましたが、この時は短くても1対1の状況などは特に、何人もいる中では話せないような自分の置かれている状況を子どもたちが話してくれる場に変わることがあるのです。

【ゲームや携帯を手放させる】最近の子どもはほとんどもっていて、教会についてからも、まずこれらを手放そうとはしません。まずは別室に置いておくように促します。それでも放さない子が礼拝中にいじっていて何度も格闘したことがありましたので、できる限りそうさせます。

【黙祷】静かになるまで黙祷を続けます。これは小学生の方が得意です。

【賛美】教会学校の礼拝の中で3曲賛美します(ゲームの後とメッセージの後)。賛美を暗記している子がいてうれしいのですが、その子の真似をして覚えていない子まで賛美ブックを開こうとしなくなるので注意して見ています。更に奉仕者が一人ということもあるので奏楽者がいない時はCDを流しながら賛美します。選べる曲が極端に減るのが課題です。

【ゲームタイム】小学生は現在、低学年で、中学生と一緒になってできるゲームを用意できるかが鍵になっています。小学生に合わせるので参加しようとしない場合も多々あります。奉仕者が二人いる時にはゲームの時だけ分けることもあります。

【お祈り】司会者がお祈りをします。最近はみんなが「アーメン」と合わせることができるようになりました。

【今日の御言葉】メッセージの中心聖句を全員で読みます。読んでいない子がいると何回か繰り返して読むという体育会系のようなこともします。

【メッセージ】メッセージ中にちゃちゃが入ることもあれば、鋭い指摘が入ることもあります。子どもたちは聞いているようで聞いていないことも、聞いていないようで聞いていることがあります。子どもの魂をとらえる、御言葉を力強く、丁寧に語りきることが教師たちの課題です。

【献金】献金の奉仕を担当した子は、献金のお祈りまでしてくれるようになってきています。

【主の祈り】ほぼ全員が覚えてきつつあります。繰り返ししていることは身についていくと、改めて確認し、感謝しています。

 今なお苦闘している中で学んだことは、奉仕する者が若く、力があり、動けるからという理由で、必ずしも教会学校が繁栄するというわけではないことです。もちろん、知恵も力もすべてを使って奉仕をするのですが、道を開き、成長させてくださる主に仕えることが大切であることを思わされています。そして、無駄と思えること(私たちの教会では送迎の問題など)が実は大切なのだということです。幼子を愛される主イエスの偉大な背中を遠く感じながら、主のようにと願いつつ働かせていただいています。

『若葉』

三沢教会 昆 正義


『若葉』
 日曜日の朝、てくてくと教会へ向かう足。一人二人と増えていき次第ににぎやかな教会堂。みんな元気そう。さあ教会学校がはじまるよ。『おはようございます!』
―まずはゲームで体を動かして。楽しい気分になってきた。でもちょっと汗をかいたし、息も荒くなってきたから気持ちを落ち着けよう。目を閉じて、静まれ、静まれ…。
―それでは目を開けて元気に賛美です。『イエス様について行こう!』。ギタージャンジャカ手拍子入れて、みんなの顔は上向いて歌おう。どこまでも、どこまでも。
―さて聖書からのお話です。みんな静かに聞いています。でも手が動いたり、目が壁を見ていたりすることもある。大丈夫かな?耳から入った言葉は心の中へ届いてほしい。
―祈りましょう。『天にましますわれらの父よ…』。主の祈りは、 みんなほとんど覚えてる。
―それでは二階で分級です。今日のお話をもっと詳しく学ぼう。さあ教会学の先生も行きますよ。それぞれのクラスは個性的。ワイワイ、アハハ、ウホホーイ!―そろそろ終わりの時間。さあみんなもう一度集まって、さよならしよう。『シャローム!』それぞれ家に帰っていく。『神様、どうぞ今週も子どもたちをお守りください。』緑さわやかな木の芽が出る頃の葉。木は小さな自然の営みの中で生き続ける限り、 命の輝きは失わない。それはいつも『若葉』だ。この子供たちこそ私たちにとって『若葉』なのだ。」
(三沢キリスト教会50周年記念誌 『鷲の翼2001』エッセイより)



 現在、教会学校の生徒は10名ほどです。30年位前は24~25名いたこともありますが、この10数年はほとんど変動はありません。子どもの減少が言われる中で生徒数が変わらないというのは幸いな事ですが、これは三沢キリスト教会ならではの理由があります。教会に隣接する保育園がキリスト教保育を行っているからです。

 三沢キリスト教会63年の歴史の中で、創立当初から始められた「幼児教会」が前身となって創設された「古間木保育園」。この保育園の存在なくして教会学校は語れないと思います。保育士の半数がクリスチャンで、園の中では週に一回礼拝が行われ教会学校への案内もされています。すぐに結びつくことではありませんが、地道に根気強く語りかけることが結果となって表れていると思います。

 その様な保育園との関わりの中、一つの結果を見させていただきました。クリスチャン家庭からではない保育園卒園児で現在小学四年生の子が、昨年度の教会学校出席を皆勤したのです。病欠などもなく一年52回の教会学校を休まず出席しました。この52回の中には教会から30分ほど車で出かける「野外礼拝」や、朝6時からもたれる「イースター早朝礼拝」という大人との合同礼拝も含まれています。新年度が始まる四月の第一日曜日は合同礼拝の中で進級式を行い、出席回数に応じた表彰も行われますが、この表彰式は教会にとっても大きな驚きと感動がありました。調べていないのでわかりませんが、教会員以外の子どもが皆勤するというのは本当に30?40年ぶりの出来事だったと思います。

 今来ているほとんどの子どもがクリスチャン家庭ではありません。学校での活動や地域との関わりの中で、教会員の子どもでも教会学校に続けて来るのが難しい昨今ですが、クリスチャン家庭ではない子どもたちが励んで来る姿に襟を正される思いです。

 昨年、教会員の子が小学三年で洗礼を受けました。恐らく当教会においては最年少です。これは教会学校においても大きな喜びとなりました。クリスチャン家庭、保育園、そして教会学校という環境の中で生まれた一つの実であると思わされています。

 冒頭のエッセイは13年前のものですが、現在も変わらない教会学校の様子を写し出しています。この変わらないということを祝福されたものであると思っています。輝き続ける 「若葉」と共にあることを感謝しています。  

CS早朝イースター

小平教会 石原弘子

♪ハッピー・イースター イエスさまが
♪ハッピー・イースター 十字架にかかり
♪ハッピー・イースター 僕らのためによみがえられたから



 教会の近くにある南台公園で、子どもたち、お父さん、お母さん、CS教師たちの賛美が響き渡ります。早朝イースターの始まりです。
 朝早くから自転車を走らせてくる子どもたち、車で駆けつけて来る人、走ってくる子どもたちもいます。
 小平教会のCSで続けられている早朝イースターは、今年で二十八年目を迎えました。昨年まで天候が守られ、公園でお祝いしていたイースターですが、今年は残念ながら前日からの雨のため、公園では行えず、急きょ、教会で行いました。


 「イースターは雨が降らない!」などと信じていた?私たちは、まだ外が暗いうちから、何度も外を眺めては、小雨が降るのを見てがっくり。しかし、教師たちは気を取り直して、教会で行う準備を進めました。
 そんな中、数人の親・子どもたちは、「教会に変更しました」のお知らせメールも見ないで、公園に行き、待っていたとのこと。公園での早朝イースターは本当にみんなの楽しみなんだと感激した次第です。早朝イースターのプログラムは次の通りです。
 6時50分      公園集合
 7時~7時15分   礼拝
 7時15分~7時45分 エッグハント
 7時45分~8時15分 朝食
 8時15分~8時30分 ゲーム
 8時30分~9時   片付け・解散

前日の準備
 教師たちは、前日から準備にかかります。午前十時から、①買い物班と②イースターエッグ作成班に分かれての作業開始です。
 卵百四十個(イースター・エッグ用百二十個とサンドウィッチ用二十個)、食パン十二斤(十二枚切りで、約四十人分)、ハム、レタス、きゅうり、マヨネーズその他を準備します。
 数年前までは、教師だけの奉仕でしたが最近は、お母さんたちも加わっての楽しい作業です。

★イースター・エッグの作り方
 割れないようにゆでた卵に、熱で縮むイースター用の絵、御言葉が印刷されているセロファンを一個ずつ貼り、冷まします。それを透明のセロファンで包み、リボンを結びます。以前は色を染めたり、御言葉を書いたり、いろいろとしましたが、今はこの方法をしています。

★サンドウィッチ
 卵サンドとハムサンドの二種類です。できたサンドウィッチを斜め二つに切り、卵とハムの二種類を一組にしてポリ袋に入れ、冷蔵庫で保管します。

イースター礼拝当日
 教師たちは、公園でエッグ・ハント係と紅茶(激甘、薄甘、砂糖なしをそれぞれ用意)・サンドウィッチ係に別れて、それぞれ6時に動き始めます。
 もちろん、礼拝のお話、司会、ギター担当ゲーム担当も前もって決められています。

★礼拝
 敷物を広げ、みんなで座っての礼拝です。ソングシートを持参し、ギターの伴奏に合わせて賛美します(二~三曲)。お話は紙芝居をしています。

★エッグ・ハント
 百個の卵を公園の草むら、木の枝、遊具のすきまなどに隠しておきます。
 礼拝が終ったら、まず幼稚科から捜し始めます。続いて小学下級、そして上級と続きます。お父さんや、お母さんもそれぞれ捜します。一つだけ「特賞」が作られています。
 卵を見つけた子どもたちは、二個は自分が食べる分で、それ以上はチョコレートと交換です。もちろん、特賞は大きなチョコレートと交換ができます(特賞は大人は見つけることができないようにしています)。
 全部の卵が見つかったら、朝食です。
 公園で、持参した敷物に座り、昨日作ったサンドウィッチを公園で食べます。卵を食べる子もいます。

★ゲーム・タイム
「ゲームタイム!」の合図と共に、みんなでゲームに突入です。公園中を駆け回る子どもたちの顔は興奮気味。 「色おに」、「ジャンケンおに」、「だるまさんが転んだ」「しっぽとり」など。時間が許される限り続きます。
 最後は「となりのおばさんちょっと来ておくれ」を全員でします。ずいぶんレトロなゲームなのですが…。

 8時半。 片付けをして、公園で「さようなら」をしたはずですが、なぜかみんな教会までやってきて、教会の駐車場で大声で走りまわっています。イエスさま、復活おめでとう! そしてありがとう!

 教師たちにとっては、大変な労なのですが、一年に一度のイースターを喜びに満たされてお祝いできた感謝でいっぱい。誰の顔も、笑顔、笑顔 …。残った卵はご近所や当日来ることができなかった家族、友人へのプレゼントです。最初に記したように、今年は雨が降ったため、教会の二階の五つの部屋に卵を隠し、エッグハントをし、ゲームも室内ゲームに変更して行いましたが、結構これもまた楽しかったと思います。

CS夕涼み会

静岡教会 杉本敬子

 静岡教会CSでは、毎年夏休みの恒例行事として「夕涼み会」を開催しています。宿泊キャンプとは一味違った、比較的手軽に取り組めるスペシャルプログラムです。

時期

 夏休み最後の日曜日  午後4時~8時
 ※午前のCS(第一礼拝)は通常通り

場所 教会
プログラム


①ゲームタイム(4時~4時30分)
 チャペルでウエルカムタイムとして「ジャンケンゲーム」「すいか割り」など、いくつかのゲームをして楽しみます。



②チャペルタイム(4時30分~5時15分)
 賛美と聖書の時間


③宿題・工作タイム(5時15分~6時15分)
 教師、ヘルパーが指導しながら、残った夏休みの宿題に取り組んだり、工作したりします。工作については、事前にインターネット検索などで身近な材料で作れる手軽な工作を見つけます。教会で用意した工作を夏休みの作品として提出した子もいました。

④夕食タイム(6時15分~7時)
 メニューは毎年カレー&サラダです。ヘルパーの方々、お手伝いできるお母さんでおいしいカレーとサラダが用意されます。

⑤お楽しみタイム&花火(7時~8時)
 「ヨーヨー釣り」や「花火」などを楽しみ、お迎えを待ちます。その際、お迎えに来てくださるお母さん方とお話して、教会を信頼して送り出してくださっていることを実感できます。マンション住まいの子どもたちが多いので、普段は気軽に花火ができず、教会でできることを楽しみにしているようです。

参加費 なし

 教会学校会計でまかなうので、参加費は徴収していません。

案内の仕方

①週報告知
 夏休みに入ると毎週のCS(静岡教会では第一礼拝)週報のお知らせ欄に記載し、友だちを誘って参加するよう呼びかけます。
②はがき
 約一週間前にクリスマスなどスペシャルプログラムに参加したことのある子どもたち(住所を把握している)に案内のはがきを発送します。

感謝なこと

◆参加人数が減少傾向にありつつも(牧師家庭の子どもたちが小・中学生のころは参加人数が多く与えられていました)、最近はクリスチャンホームの子どもたちや、教会員の方のお孫さんたちが兄弟で参加できるようになり、再び盛り上がってきています。
◆教会学校で育ってきた子どもたちが教師、スタッフとして奉仕に加わり、若い力で盛り立ててくれています。