「伝道」という言葉を聞いたことがありますか。イエスさまのことをまだ聞いてことのない人、まだ分からない人に、イエスさまのことを教えてあげることです。イエスさまがどんなにすばらしい方かを伝えるのです。イエスさまを信じたら、どんな人でも救われます。イエスさまが十字架で、私たちの罪を負って死んでくださったからです。  この人は無理!とか言わないでくださいね。神さまはあなたが「無理」と思うその人も愛していてくださるからです。    ◇  ◆  ◇ 7月7日(日)使徒九1〜9 サウロはイエスさまを信じる人たちが大きらいでした。そして、イエスさまを信じる人たちを迫害すると神さまが喜ぶと思っていました。けれどもそんなサウロに復活された主イエスが声をかけてくださいました。 7月8日(月)使徒九10〜19 神さまはダマスコにいたアナニヤに声をかけて、サウロのところに行ってイエスさまのことを話し、お祈りしてほしいと語られました。アナニヤはサウロがこわかったと思います。でも神さまはサウロのために特別な計画を持っておられました。    ◇  ◆  ◇ 7月9日(火)使徒九19〜22 イエスさまを信じたサウロは、イエスさまこそが神の子、救い主だということをとても力強く話し出しました。サウロのことを知っていた人たちはびっくりしました。一番イエスさまがきらいだったサウロがイエスさまが大好きな人になってしまったからです。    ◇  ◆  ◇ 7月10日(水)使徒九23〜25 サウロはイエスさまが神の子だと言ったので、今度は自分が命をねらわれることになりました。絶体絶命のピンチの中で神さまはサウロを守ってくださいました。 7月11日(木)使徒九26〜31 サウロは、教会の仲間に入れてもらおうと思いました。でもみんなサウロを、信じようとしません。そんな時、バルナバはサウロが本当にイエスさまを信じたのだということを話してあげました。サウロも仲間になることができました。    ◇  ◆  ◇ 7月12日(金)使徒九32〜35 アイネヤという人がいました。八年間も病気で寝たきりでした。けれども、ペテロはその人のところに行って、病気をいやしてあげました。ペテロではありません。救い主であるイエスさまがいやしてくださったのです。    ◇  ◆  ◇ 7月13日(土)使徒九36〜43 ヨッパにタビタという人がいました。タビタはイエスさまを信じてみんなにやさしくしてあげていました。でもタビタは死んでしまいました。ペテロはこのタビタを生き返らせました。たくさんの人たちがイエスさまを信じました。 私たちの心の中には知らず知らずのうちにいろいろな差別や思い込み、偏見などがあるものです。自分のまわりにいる人たちの見た目や勉強の出来不出来や、スポーツや性格などを見て、人が好きになったり、嫌いになったりします。そして、一度「嫌い!」と思ってしまうと、その人の言うことやすることをみんな悪く思うようになります。  でも、神さまは違います。知ってください。私たちのまわりにいるみんなが神さまに造られたけっさくなのです。    ◇  ◆  ◇ 7月14日(日)使徒十1〜8 コルネリオはローマの百人隊長でした。コルネリオもその家族もユダヤ人ではありませんでしたが、神さまを信じ、いつもお祈りしていました。神さまはそんなコルネリオのお祈りを聞いていてくださいました。 7月15日(月)使徒十9〜16 ユダヤ人たちは食べてはいけないちと決まっているものがたくさんありました。でも、ある日、神さまはペテロに幻を見せて、神さまがきよくされたら、何でも食べて大丈夫、とおっしゃいました。    ◇  ◆  ◇ 7月16日(火)使徒十17〜23 ペテロが不思議な幻だと思っていろいろ考えていた時に、カイザリヤからコルネリオの使者たちが来ました。そして、家に来て、イエスさまのお話をしてほしいとお願いしたのでした。あなたにもイエスさまのお話をしてほしい人がきっといますよ。    ◇  ◆  ◇ 7月17日(水)使徒十23〜33 ペテロは次の日に出発して、その次の日にカイザリヤに着きました。コルネリオは家族やお友だちを集めて、待っていました。神さまがペテロを通して自分たちに語ろうとしておられることを全部聞きたいと思っていました。 7月18日(木)使徒十34〜43 ペテロはそれまで、ユダヤ人以外の人の家に行ってはいけない、神さまを信じていないから汚れてしまう、と考えていました。でもペテロは自分が間違っていたことを知ります。そしてイエスさまのことを一生懸命お話ししました。    ◇  ◆  ◇ 7月19日(金)使徒十44〜48 聞いていた人たちは、そのメッセージを信じました。そして、その人たちにもユダヤ人たちと同じように聖霊が与えられたのです。その家のみんなが洗礼を受けました。    ◇  ◆  ◇ 7月20日(土)使徒十一1〜18 ペテロがエルサレムに帰ってきた時、エルサレムの人たちはペテロに聞きました。ペテロがユダヤ人ではないコルネリオの家に行って、一緒にごはんを食べたことを知ったからです。ペテロは神さまが自分に教えてくださったことを話しました。みんなもそのことを聞いて神さまを賛美しました。 「伝道」というのは、ただ口で、イエスさまはすばらしい救い主です!としゃべることばかりではありません。私たちがどんなに立派なことをしゃべることができたとしても、私たちの生き方がめちゃくちゃでいじわるなものであったら、私たちの生き方にうそがいっぱい入っていたら、神さまはすばらしいということは、人々に伝わっていかないでしょう。  日曜日だけではなく、毎日の歩みの中で神さまを知っている人らしい生き方をしていくことですね。    ◇  ◆  ◇ 7月21日(日)使徒十一19〜21 ステパノはイエスさまを一生懸命にみんなに伝えました。でもねたまれて殺されてしまいます。イエスさまを信じている人は命をねらわれて、エルサレムから逃げていきました。。でも、逃げていきながらも、イエスさまをのことを伝え続けていきました。 7月22日(月)使徒十一22〜26 アンテオケに逃げていった人たちもイエスさまのことを伝え、そこに教会ができていきます。バルナバやサウロはアンテオケに来て、イエスさまのことをみんなに教えました。その町で初めて、イエスさまを信じる人たちはクリスチャンと呼ばれます。「キリストさん」という意味です。    ◇  ◆  ◇ 7月23日(火)使徒十一27〜30 大きなききんが起きました。ユダヤにいる貧しいクリスチャンたちに、アンテオケのクリスチャンたちは献金を送ります。離れているまだ会ったことのない兄弟姉妹を助けたいと思ったのです。    ◇  ◆  ◇ 7月24日(水)使徒十二1〜5 ヘロデ王は十二弟子の一人、ヨハネの兄弟ヤコブを殺しました。そしてペテロも捕まえて殺してしまおうとしました。教会ではペテロのために一生懸命お祈りしていました。 7月25日(木)使徒十二6〜11 明日にはペテロも殺されてしまうという前の夜に、ペテロはふたりの兵隊の間に置かれ、入り口にも別の兵隊がいました。けれども、主は、そこに天使を送って、ペテロを起こし、その牢屋から助けて出してくださいました。    ◇  ◆  ◇ 7月26日(金)使徒十二12〜19 その夜もみんなが集まってお祈りをしていました。ペテロはそこにいって、みんなにあいさつをします。お祈りをしていた人たちもびっくりです。みんなは心から神さまに感謝したことでしょうね。    ◇  ◆  ◇ 7月27日(土)使徒十二20〜25 朝になって兵隊たちはペテロがいないことに気づきました。ヘロデもカンカンになって怒りました。けれども、教会を迫害し、自分はとてもえらいんだといばっていたヘロデ王は小さな虫にかまれて死んでしまいました。神さまのことを考えなかったからです。 「伝道」をするのは誰かではありません。あなたです。あなたにしかできないことがあります。あなただったら心を開いて話を聞いてくれるお友だちがたくさんいるはずです。あなたが伝えることをやめてしまったら、あなたのお友だちは神さまのことを知ることができないでしょう。  けれども、同時に「伝道」は一人でするものでもありません。たとい一人で出て行くことがあったとしても、誰かがあなたのために祈っていてくれます。伝道は「教会」の働きなのです。    ◇  ◆  ◇ 7月28日(日)使徒十三1〜3 アンテオケの教会の人たちは一緒に礼拝をし、またお祈りしていました。すると聖霊がバルナバとサウロを神さまのために送り出すようにとおっしゃいました。教会にとっても大事な二人です。でも教会は祈って送り出したのでした。 7月29日(月)使徒十三4〜12 二人は舟でクプロに渡ります。そこで総督セルギオ・パウロという人に出会います。魔術師エルマはバルナバたちの邪魔をしようとしますが目が見えなくなってしまいました。総督はイエスさまを信じました。    ◇  ◆  ◇ 7月30日(火)使徒十三13〜31 二人はペルガ、ピシデヤのアンテオケに行きます。パウロはそこで立ち上がって、会堂に集まったユダヤ人たちにイエスさまのことを話しました。旧約聖書の約束の通りに救い主が来てくださったことを伝えたのでした。    ◇  ◆  ◇ 7月31日(水)使徒十三32〜43 パウロはさらに十字架につけられて死んだイエスが、聖書に書いてある通りによみがえられたこと、そしてこのイエスによって、罪のゆるしの福音が与えられ、信じる人はみなイエスによって義とされることを伝えました。 8月1日(木)使徒十三44〜52 次の週には、いつも会堂に来る人だけではなく、町中の人たちがパウロの話を聞きに来ました。けれどもそのことがおもしろくないユダヤ人たちは汚い言葉でパウロの悪口を言いました。パウロはユダヤ人ではない、異邦人にイエスさまのことを伝えようと思いました。    ◇  ◆  ◇ 8月2日(金)使徒十四1〜7 パウロはピシデヤのアンテオケからイコニオムに行きます。そこでも大胆に主イエスさまのことを伝えたので、ユダヤ人もギリシャ人もたくさんの人たちがイエスさまを信じました。    ◇  ◆  ◇ 8月3日(土)使徒十四8〜28 ルステラの町で、パウロは生まれながら歩けない人を歩けるようにしてあげました。すると人々はパウロとバルナバのことを神さまだと言って礼拝しようとしました。パウロはすべてのものを造られた神さまのことを人々に話しました。 自分たちの周りにいる人たちにイエスさまのことを伝えるのはとても大切なことです。けれども同時に、まだ会ったことのないような遠いところにいる人たちのためにお祈りし、またその人たちのところに出ていくこともとても大事です。  日本にいる私たちがイエスさまを知ることができたのは百五十年以上前に日本のためにお祈りし、大変な時間をかけ、犠牲を払ってイエスさまのことを伝えてくれた宣教師たちがいてくれたからなのです。    ◇  ◆  ◇ 8月4日(日)使徒十五1〜5 パウロがイエスさまのことを伝えていた時、他の人たちがやって来て、イエスさまを信じるだけでは救われない、ちゃんと旧約聖書の決まりを守らないとだめだ、と言いました。教会はこのことについてみんなで話合うことにしました。 8月5日(月)使徒十五6〜11 いろいろな議論があった後で、ペテロが立ち上がって、コルネリオの救いのことを思いながら、神さまはユダヤ人ではない異邦人にも聖霊をくださった、私たちが救われるのは何か良いことをしたからではなく、イエスのめぐみによるのだと話しました。    ◇  ◆  ◇ 8月6日(火)使徒十五12〜21 主イエスの兄弟ヤコブが立ち上がって口を開きます。異邦人が神さまを信じるようになることは旧約聖書の預言の通りでした。そして、イエスさまを信じる異邦人に律法を全部守れと押しつけることはやめたのです。    ◇  ◆  ◇ 8月7日(水)使徒十五22〜29 会議の結果を知らせるために手紙が書かれました。そしてバルナバとパウロと一緒にユダとシラスが説明に行くことになりました。アンテオケ教会のことがとても心配だったのですね。 8月8日(木)使徒十五30〜35 エルサレムからの手紙を受け取った人たちはとても喜びました。エルサレム教会からきたユダとシラスもアンテオケ教会の人たちを心から励ましました。    ◇  ◆  ◇ 8月9日(金)ガラテヤ五1〜15 ガラテヤの教会にも、イエスさまを信じるだけではなく、割礼を受けてユダヤ人になって律法の決まりを全部守らないとだめだという人たちがいました。パウロは、いや、大事なのは愛によって働く信仰だけだ、と言いました。    ◇  ◆  ◇ 8月10日(土)ガラテヤ六11〜18 ユダヤ人の男たちは割礼を受けて、体に特別なしるしをつけました。そして、そのしるしがあることを自慢していました。パウロもそのしるしを持っていました。でも、パウロが自慢するのはイエスさまの十字架だけでした。大事なのは十字架のイエスさまを信じて、新しくされるということなのです。 六八年前の八月十五日は日本が負けて戦争が終わった日です。でも同時に、韓国や中国の人たちにとってはその日は喜びの日です。日本は東アジアの人たちにとてもひどいことをしました。日本が負けて、自分たちの国を取り戻すことのできた人たちもたくさんいたのです。  私たちは今、戦争のない日本に生きています。「平和」とは当たり前のことではありません。この平和な日が来るために、命を犠牲にした人たちもたくさんいたのです。    ◇  ◆  ◇ 8月11日(日)使徒十五36〜41 パウロとバルナバはもう一度伝道旅行に行くことにしました。でもマルコを連れて行くかどうかで意見が分かれます。二人は別々のチームを組んで出ていくことにしました。教会もそれぞれの決断を祝福し祈って送り出しました。 8月12日(月)使徒十六1〜10 パウロはルステラで若いテモテをチームに加えます。パウロは夜、マケドニヤに来て、助けて下さい、という幻を見て、今までまだイエスさまのことを聞いたことのないマケドニヤの人たちのところに行くことにしました。    ◇  ◆  ◇ 8月13日(火)使徒十六11〜15 パウロたちはピリピの町に着きました。その町でルデヤという女の人がパウロの話を聞いていました。ルデヤはイエスさまを信じて家族と一緒にバプテスマを受けました。    ◇  ◆  ◇ 8月14日(水)イザヤ三十18〜22 私たちは時々、これからどのように進んだらいいのか分からなくなることがあります。そういうときにはぜひ、神さまにお祈りしてください。私たちにはこれからの道筋の全部は分からないかもしれないけれど、次の一歩をどのように進んだらいいのか、あなたに分かるように教えてくださるからです。 8月15日(木)Uテモテ四1〜5 パウロは死を前にして、若いテモテに手紙を書きました。パウロがテモテに一番願っていたのは、テモテがどんな時にも御言を宣べ伝え続けていくことです。教会に仕え、自分が頼まれていることを一生懸命していくことでした。    ◇  ◆  ◇ 8月16日(金)マルコ十六14〜18 よみがえられたイエスさまは弟子たちに、全世界に出て行くように、とおっしゃいました。そこには文化も言葉も違う人がいるかもしれません。でも、出て行って、イエスさまのすばらしい救いのニュースを伝えるようにとお命じになったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月17日(土)Uペテロ三8〜9 イエスさまはいつまでたっても、帰ってこないのではないか、という人たちがいました。イエスさまは忘れていません。私たちが福音を伝えて、みんなが悔い改めるのを待っておられるのです。 皆さんの家族はイエスさまを信じていますか。もし、まだイエスさまを信じていない人がいたら、その家族や親族の人たちのためにお祈りしようね  お祈りはすぐにかなえられないかもしれない。でも、信じてお祈りし続けていると神さまはきっとお祈りにこたえてくださる。  実は家族にイエスさまのことを伝えるのは難しいかもしれない。家族はみんなのことをいいところも悪いところも全部見ているからね。でもあきらめないで、イエスさまのことを伝えよう。だったみんなが大好きな家族なんだから。    ◇  ◆  ◇ 8月18日(日)使徒十六16〜18 神さまは占いをおきらいです。この女の人の占いはよく当たって、繁盛していたかもしれません。でもこの人は自由ではありませんでした。パウロは主イエスの名によってこの人を助けてあげました。 8月19日(月)使徒十六19〜34 この女の人で金儲けをしていた主人はパウロたちを訴えて、牢屋に入れてしまいます。けれどもパウロたちは真っ暗な牢屋の中でも神さまを賛美し、お祈りをしていました。その夜、牢屋の番人とその家族がイエスさまを信じました。    ◇  ◆  ◇ 8月20日(火)使徒十六35〜40 パウロのところに長官があやまりに来ました。パウロたちは釈放されてから、ルデヤの家に行って、それからまた出かけていきました。次の町でもイエスさまのことを伝えるためです。    ◇  ◆  ◇ 8月21日(水)使徒十七1〜9 パウロはテサロニケの町でもイエスさまのことを話します。イエスさまを信じる人たちがその町でも起きました。でもパウロをねたんだ人たちはパウロを捕まえてひどい目にあわせようとします。その時にがヤソンと仲間たちがパウロを守りました。 8月22日(木)使徒十七10〜15 パウロはどこの町に行っても、イエスさまのことを一生懸命伝えて行きます。そして、どの町でもイエスさまを信じる人たちが起こされていくのでした。でもパウロは何度も危ない目にあいます。そんな時、イエスさまを信じている人たちがパウロを助けました。    ◇  ◆  ◇ 8月23日(金)使徒十七16〜34 アテネの人たちは勉強が大好きでした。でもその町には木や石で造った神さまがあふれていました。パウロはその町の人たちにもイエスさまの事を伝えます。でもイエスさまのよみがえりのことを話した時、みんなはパウロを離れていきました。    ◇  ◆  ◇ 8月24日(土)ローマ十9〜13 イエスさまを心で信じて、口でそのことを告白する人は救われます。口先だけでは困ります。でも同時に、心を信じたら、そのことをはっきり口で告白することです。 みんなが一生懸命、お友だちにイエスさまのことを話して、教会に誘っても、お友だちはなかなか教会に来てくれないかもしれません。でもがっかりしないでください。イエスさまがこの地上を歩まれた時にもやっぱりイエスさまのことを信じない人はたくさんいました。パウロの時もそうです。  あきらめないで、お友だちのためにお祈りしましょう。そして、断られても断られても、勇気をもって伝えましょう。イエスさまはそんなあなたといっしょにいてくださいます。    ◇  ◆  ◇ 8月25日(日)使徒十八1〜4 テモテやシラスはまだパウロに追いつきません。パウロはコリントの町に行きました。そしてその町でイエスさまを信じている夫婦に会いました。この二人と出会って、パウロは大きな慰めと元気をもらいました。 8月26日(月)使徒十八5〜11 コリントの町のユダヤ人たちもなかなかイエスさまを信じようとしませんでした。パウロの心の中にも恐れがあったことでしょう。けれども夜、神さまはパウロに「あなたにはわたしがついている。この町には私の民が大勢いる」と励ましてくださいました。    ◇  ◆  ◇ 8月27日(火)使徒十八12〜17 パウロはコリントの町でも人々に襲われひどい目にあわされそうになります。けれども神さまはそんな時にもパウロを守ってくださいました。    ◇  ◆  ◇ 8月28日(水)使徒十八18〜23 パウロは舟に乗ってエペソに行きます。プリスキラとアクラも一緒に来てくれました。パウロはその後、エルサレムに行き、またアンテオケに帰りました。エルサレムでもアンテオケでもみんながパウロのためにお祈りしていてくれたからです。 8月29日(木)使徒十八24〜28 アポロは聖書のこともイエスさまのことも知っていましたが、イエスさまが私たちの罪のために死んでくださったこと、イエスさまを信じる人が救われることをまだよく知りませんでした。プリスキラたちはアポロにその話をしてあげました。    ◇  ◆  ◇ 8月30日(金)Tコリント二1〜5 パウロが最初コリントに行った時にはパウロの心の中は不安でいっぱいでした。でもパウロはみんなをあっと言わせるような知恵の言葉ではなく、十字架のイエスさまのことを伝えました。    ◇  ◆  ◇ 8月31日(土)ローマ十14〜15 誰かがイエスさまのことを教えてくれなかったら、どうしてイエスさまのことを知ることができるでしょうか。知ってください。みんなの周りにいるお友だちにイエスさまのことを伝えるのはあなたの仕事です。 みんなが一生懸命イエスさまのことを伝えようとすると、みんなのことを馬鹿にする人もいるかもしれません。おかしなやつ、と思われてしまうかもしれません。いじめられたり、仲間はずれにされてしまうことだってあるかもしれません。その人たちがあなたにそういうことをするのは、イエスさまのこと、神さまのことを知らないからです。  どうぞイエスさまのことを話し続けて下さい。どんなに今はあなたのことをばかにしているお友だちも、イエスさまを信じたら救われるのです。    ◇  ◆  ◇ 9月1日(日)使徒十九1〜10 エペソの町の人たちはバプテスマのヨハネのことを聞いて、神さまを信じました。でも、まだイエスさまのことをよく知りませんでした。パウロはイエスさまを信じように教えました。 9月2日(月)使徒十九11〜20 エペソの町には魔術をする人たちがたくさんいました。でもその人たちもイエスさまを信じて、もう魔術はしないと決心しました。そして今までだいじだと 思っていた魔術の本を焼いてしまいました。もうその本はいらなかったのです。    ◇  ◆  ◇ 9月3日(火)使徒十九21〜22 エペソでは大勢の人たちがイエスさまを信じました。けれども聖霊はパウロにずっとエペソにいるのではなく、エルサレムに行くようにと語っておられました。パウロは御霊の声に従うけっしんをしました。    ◇  ◆  ◇ 9月4日(水)使徒十九23〜27 パウロは手で造ったものは神さまではないと言いました。そして、イエスさまを信じる人たちが多くなってきたので、アルテミスの女神でお金もうけをしていた人たちはカンカンです。パウロの悪口を言ってやっつけようとしました。 9月5日(木)使徒十九28〜41 エペソの町中が大混乱になりました。大騒ぎです。人々はうその神さまの名前を二時間も叫び続けました。パウロはみんなの中に入って、みんなにイエスさまのことを話したかったでしょう。でもできませんでした。パウロは悲しかったでしょうね。    ◇  ◆  ◇ 9月6日(金)出エジ二十1〜6 神さまはイスラエルの人たちに十戒を与えられました。その第二戒が、手で神さまを造ったり、造った神さまを拝んではいけない、というものです。日本でも木や石で造った神さまを拝む人たちがたくさんいます。そんな人たちにも本当の神さまのことを教えてあげたいですね。    ◇  ◆  ◇ 9月7日(土)イザヤ四四9〜22 偶像を作る人は、自分でそれを造って自分で拝みます。本当はおかしなことです。手で造った神さまは私たちを救うことができません。 イエスさまのことを伝えるためには、あなたは聖霊の力がどうしても必要です。人間の力やがんばりでは悪魔に勝つことはできません。私たちはすぐにもうだめだとあきらめてしまうことになるでしょう。だから神さまに助けを求めて進みましょう。  もう一つは、毎日聖書を読み続けることです。聖書を読み続けていると、神さまがどんなお方かがよく分かってくるし、聖書の御言葉があなたを強くするからです。    ◇  ◆  ◇ 9月8日(日)使徒二十1〜6 パウロは、エルサレムに行こうとしていました。パウロは異邦人(ユダヤ人ではない人)でクリスチャンになった人たちの代表を連れて、エルサレム教会の困っている人たちに献金を届けたいと思っていたのです。教会はまだ会ったことのない兄弟姉妹たちを助けようとしていました。 9月9日(月)使徒二十7〜12 教会の人たちは「週の初めの日」、日曜日に、イエスさまの復活を覚えて集まっていました。パウロはそこでみんなと楽しく話し合いました。パウロの話が長くて、眠くなって三回から落ちてしまったユテコも生き返らせてもらいました。    ◇  ◆  ◇ 9月10日(火)使徒二十13〜16 パウロたちは道を急ぎます。世界中から人々が集まる、ペンテコステの時にはエルサレムについていたかったのです。でもパウロは一つでも多くの教会の人たちと話がしたいと思っていました。    ◇  ◆  ◇ 9月11日(水)使徒二十17〜27 パウロはエペソ教会のリーダーたちに来てもらってあいさつをします。パウロはこれからの旅が決して楽なものではないことを知っていました。けれども、どんなに危険でも、自分にまかされた「福音を証しする任務」を放り出すわけにはいかなかったのです。 9月12日(木)使徒二十28〜38 パウロはエペソ教会もこれから大変なことを知っていました。教会をつぶそうとする人たちがたくさんいましたし、また間違ったことを言う人たちが教会の中にも出てくるでしょう。だからパウロは御言に立っていくようにと励ましました。    ◇  ◆  ◇ 9月13日(金)使徒二一1〜6 パウロたちは船を乗り継ぎながら旅を続けツロに着きます。エルサレムまではもう少し。でもツロの弟子たちはエルサレムには行かないでと、パウロをひきとめました。でもパウロの決心は変わりませんでした。    ◇  ◆  ◇ 9月14日(土)使徒二一7〜16 カイザリヤではピリポとその家族がみんなを迎えてくれました。そこでもみんなはパウロをひきとめます。しかし、パウロは死ぬ覚悟でエルサレムに向かおうとしていたのです。 パウロは何度も危ないところを通ります。イエスさまを一生懸命伝えたからです。もし、パウロがイエスさまのことを話すのをやめていたら、パウロは出世して、お金持ちになっていたかもしれません。偉くなって、有名な学校の先生になれたかもしれません。でも、パウロはどのようなこの世の成功は全然うれしくも何ともありませんでした。パウロがいつも願っていたのは、自分がイエスさまのことを話すことによって、何とかして一人でも多くの人がイエスさまを信じるようにということでした。    ◇  ◆  ◇ 9月15日(日)使徒二一17〜26 パウロはついにエルサレムに到着します。そしてエルサレム教会の人たちもパウロたちを喜んで迎え、一緒に神さまをほめたたえたのでした。しかし、エルサレムの人たちもまた、パウロに危険があることを知っていました。 9月16日(月)使徒二一27〜40 パウロのことをアジアで知っていたユダヤ人たちが、誤解をして騒ぎを起こします。町は大混乱になり、パウロは捕まえれてしまいます。けれども、そんな中でもパウロは何とかエルサレムの人たちにイエスさまのことを話したいと思っていました。    ◇  ◆  ◇ 9月17日(火)使徒二二1〜16 パウロは自分がどんなところから救われたのか救いの証しを始めます。教会が大きらいで、イエスさまを信じている人たちを迫害していた自分にイエスさまが出会ってくださって、イエスさまを信じるようになったことを話しました。    ◇  ◆  ◇ 9月18日(水)使徒二二17〜30 ユダヤ人たちが神さまを受け入れないので、自分は、ユダヤ人以外の異邦人、遠い地に住んでいる人たちにイエスさまを伝えるように言われている、とパウロが話した時に、人々はまた騒ぎ出します。 9月19日(木)使徒二三1〜11 パウロは次の日はユダヤ人議会で自分が与えられていだいている望みについて語ります。この時も大変な騒ぎが起こります。しかし神さまはパウロに、あなたはローマでも私のことを証ししなければならないと語られたのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月20日(金)使徒二三12〜22 パウロを殺すまではごはんを食べないと言って、パウロを暗殺しようとする人たちがいました。けれども、パウロの親戚の若者がそのことを耳にして、その計画は失敗に終わりました。    ◇  ◆  ◇ 9月21日(土)使徒二三23〜34 パウロ一人に五百人近いローマの兵隊がついて、カイザリヤに向かいます。パウロが捕まえられたのは神さまが見ていなかったからではありません。力がなかったからでもありません。神さまはパウロをちゃんと見て、守っていて下さったのです。 パウロは自分の証しをします。証しとはイエスさまがどんなお方か、イエスさまがあなたに何をしてくださったかを他の人たちに話すことです。みなさん、イエスさまがもしおられなかったら、私たちはどうなってしまったでしょうか。私たちを救うためにイエスさまは、何をしてくださったでしょうか。そして、私たちはこのイエスさまを信じてどのようにされたのでしょうか。救われたってどういうことなのでしょうか。証しは自分の身の上話をすることでも、自慢話をすることでもありません。神さまのすばらしさを話すことです。    ◇  ◆  ◇ 9月22日(日)使徒二四1〜21 パウロのことを訴えようと、エルサレムから大祭司たちがやって来ます。「この男は疫病のような男」と彼らは言いました。パウロがいると、そこにイエスさまを信じる人たちが増えていったからですね。 9月23日(月)使徒二四22〜27 パウロはチャンスがあればどこでも神さまの話をしました。ローマの総督ペリクスや奥さんのドルシラにも、神さまの審判の時が近づいていること、イエスさまを信じたら救われることを語ったのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月24日(火)使徒二五1〜12 二年後にペリクスはフェストと交替します。フェストの前でもユダヤ人たちはさんざんパウロの悪口を言います。パウロはローマに行ってカイザル、皇帝の前で裁判を受けたいと言いました。パウロに対してローマへの道が開けていきます。    ◇  ◆  ◇ 9月25日(水)使徒二五13〜27 フェストはアグリッパ王とベルニケにパウロの話をします。翌日、フェストの命によってパウロが引き出されます。チャンスがまたやってきました。イエスさまのことを証しするチャンスです。 9月26日(木)使徒二六1〜8 パウロはまず、イエスさまと出会う前にどのような信仰を持ち、どのような信仰をもっていたかを話します。パウロが希望をもって生きていることは昔も今も変わりません。    ◇  ◆  ◇ 9月27日(金)使徒二六9〜18 もともとパウロは教会もイエスさまも大嫌いで、イエスさまを信じる人を迫害しようとダマスコに向かっていたのです。でもそんなパウロに神さまは声をかけてくださいました。神さまはパウロのために特別な使命を用意しておられたのです。    ◇  ◆  ◇ 9月28日(土)使徒二六19〜32 パウロはイエスさまの十字架と復活の話を続けます。パウロが願い、また祈っていたのは、アグリッパ王を始めとして、そこで話を聞いていた人たちがみんな、自分のようにイエスさまを信じてクリスチャンになることでした。 パウロは前からローマに行きたくてたまりませんでした。ローマは世界一の都でした。そこにはまだイエスさまのことを知らない人がたくさんいます。だからその町に行って、イエスさまのことを話したかったのです。そして、神さまはパウロを無事にローマまで導いてくださったのです。もちろん、パウロは囚人でした。パウロは自由にでかけることはできませんでした。でもみんながパウロの家に来ることはできました。そしてパウロは集まって来た人たちに喜んでイエスさまの話をしたのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月29日(日)使徒二七1〜12 パウロはローマに向かって出発します。何度も港に寄ったり、舟を乗り換えたりしながら旅をします。冬が近づいてきていました。パウロはその船旅が危険と見て警告します。でも百卒長はパウロの言うことを聞きませんでした。 9月30日(月)使徒二七13〜26 舟は大変な嵐に巻き込まれてしまいました。太陽も星も見えず、風が吹いて海は荒れました。みんなもうダメだとあきらめかけていました。けれどもパウロは神さまの言葉を伝えて、みんなを励ましました。    ◇  ◆  ◇ 10月1日(火)使徒二七27〜44 舟は陸地に近づいていました。パウロはみんなにごはんを食べるように勧め、まず自分がパンを食べ始めます。それを見たみんなも少し元気が出て、食事をしたのでした。そしてみんなが無事に陸に上がって救われました。    ◇  ◆  ◇ 10月2日(水)使徒二八1〜10 みんなびしょびしょで、しかも冷たい雨が降っていました。島の人たちは火をおこして、舟から上がった人たちを助けてくれました。パウロは島の人たちに感謝し、病気の人たちのためにお祈りしてあげました。 10月3日(木)使徒二八11〜16 三ヶ月後、春になってパウロたちはまた舟に乗って出発します。そしてパウロは無事にローマに着いたのでした。ローマのクリスチャンたちもパウロの到着を喜んでくれました。    ◇  ◆  ◇ 10月4日(金)使徒二八17〜22 パウロはローマのユダヤ人の代表たちを呼んでこれまでの話をしました。ユダヤ人たちはパウロについていろいろなうわさ話は聞いていましたが、パウロから直接はなしを聞きたいと言ってくれました。    ◇  ◆  ◇ 10月5日(土)使徒二八23〜30 大勢の人たちがパウロのいた家に集まってきました。そこでパウロは朝から晩まで旧約聖書を引用しながら、イエスさまのことを話しました。そしてイエスさまのことを信じた人もいました。パウロはそれからも、自分のところに来る人に、喜んでイエスさまのことを伝えたのです。