「共に」喜びと感謝と賛美をもって…! 教団委員長 中西雅裕 こうして彼らはその日、大いなる犠牲をささげて喜んだ。神が彼らを大いに喜び楽しませられたからである。女子供までも喜んだ。それでエルサレムの喜びの声は遠くまで聞えた。 (ネヘミヤ12:43)  苦しみの時、道が開かれない状況で、私たちはどのように喜べるのでしょうか?ある信仰の大先輩である姉妹の祈りです。「物を忘れることも多くなり、またできないことも増えました。家族の手を煩わせることもあり、申し訳ない思いにもなります。でも、そのような中で日々尽きないあなたの恵みがあることを心から感謝します。あぁ!なんと素晴らしいことでしょう。」100歳を超え、このように祈ることができるのです。問題は色々起こってくる……でも「日々尽きない主の恵み」があることを感謝して過ごしていきたいと思います。  ネヘミヤ記は語っています。神さまが共にいてくださることに気が付き、主に目を上げたときに私たちの心には喜びが溢れるということを、「神が」私たちを喜ばせてくださるのです。それは「神の」為されることに気がつき、どのようなときにも神の導きに信頼できるからです。「神に」感謝と賛美を捧げる者に変えてくださるのです。5月、6月と教団内で献堂式(上野教会・井土ヶ谷教会)が続きました。エルサレムの城壁の落成式の日、内憂外敵の苦しい局面を通ってきた民たちは、それらを通して神が「われわれの神」であることに目が向けられ、大いに喜ぶのです。私たちの教団内にも多くの課題があります。しかし、日々尽きない主の恵みがあることを覚え「共に」喜びと感謝と賛美をもって、主に目を向け、夏の働きに進んでいきたいと願います。 (「りばいばる」8月号より)