15×24×1+15×26×2 アブラムの話が続きます。神さまはアブラムを選び、声をかけてくださいました。アブラムに約束を与えて下さいました。アブラムは信じ、従いました。でも、それでお話は終わりません。心配になりました。いろいろなことがありました。難しい問題が起こりました。神さまのことを忘れそうになりました。でもまた神さまの声を聞きました。また信じて従いました。その繰り返しです。本当に私たちと一緒ですね。    ◇  ◆  ◇ 7月1日(日)創世記十六1〜6 サライはなかなか自分とアブラムの間に子どもが生まれないので、待ちきれなくなってしまいました。神さまをじっと信じていることができなくなりました。アブラムと自分のつかえめハガルの間に赤ちゃんができればいいと思いました。でもそれは神さまの考えではありませんでした。 7月2日(月)創世記十六7〜16 ちょっといい気になっていたハガルは女主人サライに追い出されます。でも、神さまはそんなハガルにも声をかけて、すばらしい約束をくださいました。神さまはハガルのことも見ておられたのです。    ◇  ◆  ◇ 7月3日(火)ピリピ四10〜13 パウロはいろいろな大変なことも経験しました。けれども、パウロは心配しませんでした。大丈夫なのを知っていました。自分を強くして下さるお方がいてくださることを知っていたからです。    ◇  ◆  ◇ 7月4日(水)箴言十六1〜9 私たちはいろいろと計画を立て、作戦を考えます。計画を立てること自体は悪いことではありません。けれども大事なのは、その計画を神さまにおゆだねすることです。自分の好きなように、自分のやり方を押し通すのではなく、神さまのお考え、神さまのやり方に従うことなのです。 7月5日(木)ルカ十八18〜30 お金持ちは神さまから愛されている特別な人と思われていました。でも、イエスさまはお金持ちが神の国に入るのは難しい、とおっしゃいました。でもイエスさまは、神にはできる、とおっしゃったのでした。    ◇  ◆  ◇ 7月6日(金)ルカ一26〜38 マリヤのところに御使いガブリエルが来て、マリヤが救い主のお母さんになることを告げたとき、マリヤはとてもびっくりしました。でも、御使いは、神には何でもできないことはありません、と言いました。マリヤは、その通り、と信じました。    ◇  ◆  ◇ 7月7日(土)ルカ一39〜45 マリヤのお腹にイエスさまが宿ったとき、親戚のエリサベツは心からお祝いし、祝福してくれました。エリサベツは、マリヤが神さまが語られたことは必ず実現すると信じたことを知っていたのです。 私たちはいろいろな失敗や回り道をするかもしれません。すっきり神さまを信じて従うのではなく、とても遠回りしてしまうことがあるかもしれません。けれども知ってください。神さまはそんな私たちのこともなお待っていて下さいます。大事なことは、ああ、このことは神さまの御心ではなかったんだな、と気づいたときにはすぐに、神さまごめんなさい、と悔い改めて、神さまがおっしゃるとおりに従うことです。    ◇  ◆  ◇ 7月8日(日)創世記十七1〜8イシマエルが生まれてから十三年もたっていました。でも神さまはアブラムを忘れておられず、またアブラムとの約束を忘れておられませんでした。神さまの方から、「全能の神」としてアブラムに近づいて、もう一度約束を新しくし、アブラムに、アブラハムという新しい名前をくださったのでした。 7月9日(月)創世記十七9〜14 神はアブラハムに、アブラハムも、その子孫も、その家にいる男の人も、みんな「割礼」を受けるようにとおっしゃいました。それは神さまとの祝福の約束を忘れないため、神さまから特別な恵みをいただいていることを忘れないためでした。    ◇  ◆  ◇ 7月10日(火)創世記十七15〜21 神さまはアブラハムの奥さんのサライにも「サラ」という新しい名前をくださいました。そして百歳になろうとしていたアブラハムと奥さんのさらに男の子が生まれると約束してくださったのです。    ◇  ◆  ◇ 7月11日(水)創世記十七22〜27 アブラハムは神さまに言われたように、自分も子どものイシマエルも、家にいる他の男の人たちもみんな割礼を受けました。そして、それからずっと今でも、アブラハムの子孫の男の人たちは割礼を受けています。 7月12日(木)創世記十八1〜8 昼の暑い頃、三人の人たちがやってきました。アブラハムはこの人たちを喜んで迎え、急いで、おいしい料理をたくさん作ってごちそうしました。その一人は神さまで、二人は御使いでした。アブラハムは普段から、旅人にそのようにしていたのでしょうね。    ◇  ◆  ◇ 7月13日(金)創世記十八9〜15 主は、アブラハムに、来年の春にはサラはお母さんになっていると約束してくださいました。そんなばかなと、サラは笑いました。でも主にできないことは何もありませんでした。    ◇  ◆  ◇ 7月14日(土)詩篇九一1〜16 神さまは全能者です。どんなことでもおできになります。その力あるお方が、私たちを助け、わたしたちをおおってくださるとは何と感謝なことでしょう。私たちはこのお方にいつも逃げ込むことができるのです。 私たちはどんな時に、お祈りをするでしょうか。朝起きた時?ご飯の時?寝る時?そうですね、とてもすばらしいことです。そういう時のお祈りの言葉はだんだん決まり文句のようになってしまいやすいものです。ではあなたは自分の言葉で、自分の心にあることをそのままお祈りしたことがありますか。まるでお友だちと話すように、親しく神さまにお話しすることがありますか。どうしてもこのことを聞いていただきたいと、真剣にお祈りしたことがあるでしょうか。アブラハムはどんなお祈りをしたでしょうか。    ◇  ◆  ◇ 7月15日(日)創世記十八16〜21 神さまはソドムとゴモラを滅ぼそうとしておられました。神さまなのですからだれとも相談しなくてもよいはずです。でも神さまはアブラハムには話しておこうと思われました。 7月16日(月)創世記十八22〜33 アブラハムは主と向き合っていました。その町にはロトとその家族がいます。五十人の正しい人がいたら・・・四五人・・・四十人・・・三十人・・・二十人・・・十人、とアブラハムは神さまに詰め寄ります。神さまはアブラハムの祈りを聞いてくださいました。    ◇  ◆  ◇ 7月17日(火)創世記十九1〜10 二人のみ使いはソドムの様子を調べにやって来ます。ロトは、この二人を自分の家でもてなしますが、ソドムの町の人たちはとんでもない悪い人たちでした。    ◇  ◆  ◇ 7月18日(水)創世記十九11〜14 み使いたちはロトにソドムの人たちが悪いことをし続けているので、神さまがこの町を滅ぼそうとしておられるということを知らせます。一刻も早く、ソドムを出なければ大変なことになります。ロトは娘たちの彼氏にもそのことを伝えますが、彼らは信じませんでした。 7月19日(木)創世記十九15〜23 夜が明けようとしていました。でもロトはまだためらっていました。み使いたちはろととその家族の手を無理やり引っ張るようにして、その町の外まで連れだし、向こうの町まで逃げるようにと言いました。    ◇  ◆  ◇ 7月20日(金)創世記十九24〜29 天から火が降って、あの緑が多く、豊かな町ソドムとゴモラは滅ぼされました。またロトの奥さんは、うしろを見てしまったので、塩の柱になってしまいました。それでもロトと娘たちが助かったのは、アブラハムのお祈りがあったからでした。    ◇  ◆  ◇ 7月21日(土)ヤコブ五13〜20 何でもかんでも、自分勝手なお祈りでも神さまが聞いてかなえてくださるということではありません。でも神さまは私たちがみこころを求め、信じてお祈りするお祈りに答えてくださるのです。 皆さんも夏休みになったでしょうか。教会でもいろいろ夏の楽しいプログラムがあるかもしれません。え、何もないって? だったら、みんなで楽しいことを考えて先生に提案してください。みんながお友だちを誘いたくなるようなとっておきのプランです。子どもが何が楽しいかは子どものみんなが一番よく知ってるでしょ。テレビを見る!とかテレビゲームをするとかではなくて、みんなが集まるからできるようなことね。期待しています。    ◇  ◆  ◇ 7月22日(日)創世記二一1〜7 アブラハムとサラに赤ちゃんが生まれました。神さまが言っておられたとおりです。とってもかわいい男の子です。二人は笑いが止まりません。二人はその男の子にイサクという名前をつけました。神は二人に喜びと笑いをくださったのです。 7月23日(月)創世記二一8〜21 アブラハムとサラは、ハガルとイシマエルを送り出しました。けれども、やがて水がなくなってしまいます。ハガルはもうだめだと思いました。でも、神さまはちゃんと二人を見ていてくださいました。水の井戸が備えられていたのです。    ◇  ◆  ◇ 7月24日(火)創世記二一22〜34 アビメレクは近くにいた王さまです。アビメレクは神さまがアブラハムを豊かに祝福しておられるのを見ました。アビメレクはアブラハムとお互いに親切にするという約束をしました。    ◇  ◆  ◇ 7月25日(水)創世記二二1〜8 神さまはアブラハムに、あなたの愛する子イサクをモリヤの山でささげるようにとおっしゃいました。アブラハムにも神がなぜそんなことをおっしゃるのかわからなかったでしょう。でもアブラハムは神さまのおっしゃるとおりにイサクを連れてモリヤに行きました。 7月26日(木)創世記二二9〜14 アブラハムはイサクをしばって神さまにささげようとします。アブラハムが刀を振り上げた時、でも神さまはアブラハムをとどめられました。アブラハムが神を愛し、恐れる人であることはもう確かだったからです。    ◇  ◆  ◇ 7月27日(金)創世記二二15〜19 神さまはもう一度、アブラハムとその子孫を祝福することを約束してくださいました。アブラハムが自分のたったひとりの子どもイサクよりも、神さまを第一にしたからでした。    ◇  ◆  ◇ 7月28日(土)ヘブル十一17〜19 アブラハムは神さまを信じていました。イサクの子どもから自分の子孫が生まれることを、神さまは約束しておられました。だから大丈夫、たといイサクガ死んでも神さまはちゃんと生き返らせてくださることができると信じていたのです。 みんなはまだ結婚とか考えていないかもしれません。でも知っていてくださいね。神さまはみなさんを男として、また女として作ってくださいました。そしていつか皆さんが大人になった時、神さまはきっと誰かとのすてきな出会いを与えて下さることでしょう。そして、その時にはお父さんやお母さんの家を出て、あなたの愛するそのパートナーと結婚をしていくのです。大事なことがあります。神さまが自分にすてきなパートナーを与えて下さるようにお祈りすること、もう一つは自分がすてきな人になることです。    ◇  ◆  ◇ 7月29日(日)創世記二四1〜9 アブラハムは自分の息子のイサクのことを心配します。イサクのお嫁さんを探さないといけない。でも誰でもいいというわけにはいきません。アブラハムは祈りをもってしもべを送り出しました。 7月30日(月)創世記二四10〜14 しもべが目指していた町に着いた時、しもべは井戸の所で神さまにお祈りしました。そして神さまがイサクのために備えてくださるお嫁さんをどうやって探すか、神さまと相談して、神さまの助けを求めたのでした。    ◇  ◆  ◇ 7月31日(火)創世記二四15〜27 井戸でお祈りをしていると、そこにリベカがやってきました。水を飲ませてくださいとお願いすると、どうぞ、そうだ、あなたのラクダにもあげましょうね、と一生懸命ラクダのためにも水をくんでくれました。やさしいですね。    ◇  ◆  ◇ 8月1日(水)創世記二四28〜49 リベカの家に行ったしもべは、自分が何のために来たのかを説明し、リベカさんにイサクのお嫁さんになってもらいたいとお願いします。しもべはその旅を神さまが導いていてくださることを知っていたからです。 8月2日(木)創世記二四50〜61 リベカはイサクと結婚することになりました。しもべは次の日にはリベカを連れて帰りたいと言います。そのことについてどうしたいか聞かれたリベカは「行きます」と答えます。神さまの導いておられることを知っていたのです。    ◇  ◆  ◇ 8月3日(金)創世記二四62〜67 イサクは、遠い国からやって来たお嫁さんのリベカと結婚して、心からリベカを愛しました。二人はとてもしあわせでした。二人が出会う背後に祈りと、神さまの導きがあったからです。    ◇  ◆  ◇ 8月4日(土)箴言三一10〜31 美しいとかかっこいいというような外から見える美しさだけであなたのパートナーを選んではいけません。その人の誠実さややさしさ、心のあり方が大切です。私たちはまず自分の内側をきれいにしていただきましょう。そして、神さま導きを確信できることが大切です。 みんなが生まれた日のことを知っていますか。みんなが生まれることを、お父さんもお母さんも、それから他にもたくさんの人たちが楽しみに待っていて、そしてあなたが生まれた時におめでとう!おめでとう!って大喜びした時のことを。あなたをだっこしながら、みんなの顔がうれしくなり、照れくさそうに笑ったことを。  そしてもう一つ知ってください。あなたが生まれるずっと前から神さまはあなたのことを知っていてくださったことを。そしてあなたのことを愛していてくださったことを。    ◇  ◆  ◇ 8月5日(日)創世記二五19〜26 イサクの奥さんになったリベカでしたが、なかなか赤ちゃんが生まれません。イサクはリベカのためにお祈りしました。そして神さまがリベカにエサウとヤコブという双子の赤ちゃんをくださいました。 8月6日(月)マラキ一2〜3 エサウの方がお兄さんでした。でも神さまはヤコブを選んでおられました。ヤコブが偉かったからではありません。けれども、そこには神さまの深いお考えがあったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月7日(火)ローマ九10〜13 ヤコブだけではありません。私たちが神さまを信じたのも、教会に来るようになったのも、そこには神さまのご計画がありました。私たちのがんばりではなく、神のあわれみがそこにはあったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月8日(水)創世記二五27〜34 エサウは狩りが大好き、ヤコブは料理だとか家の仕事が大好きでした。ある日、ヤコブが豆を煮ているとそこにエサウが帰ってきました。エサウは自分が与えられている長子の特権と交換するからと、その赤いレンズ豆の煮物をもらったのでした。エサウは長子の特権を軽くみたのでした。 8月9日(木)創世記二六1〜11 イサクはペリシテ人たちが多く住んでいる地方に住みましたが、自分の妻リベカを妹とうそをつきました。リベカはとてもきれいなので、自分はペリシテ人に殺されてしまうかもしれないと恐れたのです。でも神さまはイサクとリベカを守ってくださいました。    ◇  ◆  ◇ 8月10日(金)創世記二六12〜22 神さまはイサクを豊かにされますがペリシテ人たちはイサクをねたんでいろいろと意地悪や嫌がらせをします。でもイサクは黙って井戸を掘り続けたのでした。神さまはそんなイサクを助けて下さいました。    ◇  ◆  ◇ 8月11日(土)創世記二六23〜35 イサクを追い出した王さまも、最後にはイサクとけんかはしたくない、イサクとは仲よくしようと思いました。神さまがどんなにいじめてもイサクを祝福してくださっているのを見たからです。 今週は六二年前に日本が戦争に負けて、戦争が終わったことを記念する日が来ます。戦争の時には大勢の人たちがその尊い命を落としました。しかし、日本は韓国や中国では多くの人たちを苦しめることをしてしまいました。今でもそのことは日本の回りの国々の人たちの深い心の痛みとなっています。  私たちは、もう二度と同じ失敗をしたくありません。日本が、また私たち一人一人が、平和を造り出す者として生きていくことができるように祈りたいと思います。    ◇  ◆  ◇ 8月12日(日)創世記二七1〜17 イサクは長男のエサウのために特別な祝福のお祈りをしたいと思っていました。そのことを聞いたリベカはヤコブに言って、エサウのふりをして、ヤコブのところに行くように言います。ヤコブはばれたら大変だと心配しますが、お父さんをだますことにします。 8月13日(月)創世記二七18〜29 イサクは肉料理を持ってきた息子の声がヤコブに似ていると思います。けれども、ヤコブがエサウの着物を着て、やぎの毛皮を手や首に巻いていましたから、ヤコブの嘘を見抜けません。そしてイサクはヤコブを祝福したのでした。    ◇  ◆  ◇ 8月14日(火)創世記二七30〜40 やがてエサウが帰って着て、料理を作ってイサクのところにやって来ます。けれども、特別なお祈りは残っていませんでした。エサウは泣きましたが、イサクもどうすることもできませんでした。遅れてしまったら間に合わないことがあるのです。    ◇  ◆  ◇ 8月15日(水)ヘブル十二12〜15 神の恵みは私たちの努力の結果与えられるものではありません。ただ、神の恵みを求めるということはとても大切な事です。どうしてもそれがほしい、それが必要だという思いを持つことです。 8月16日(木)ヘブル十二16〜17 長子の特権を軽々しく煮豆と交換してしまうような姿勢の中に、エサウの心の姿勢がすでにあらわれていました。あとでその大事さに気づいた時にはもうすでに遅かったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月17日(金)ヤコブ三17〜18 ヤコブはお母さんに入れ知恵してもらって、イサクをだますことに成功しました。でも嘘をついて、お父さんをだましたヤコブは、そのあともいろいろ大変なことを経験することになります。どんなにうまくいってもそれは神さまの知恵ではありません。    ◇  ◆  ◇ 8月18日(土)Tペテロ二1〜2 悪意・嘘・悪口・・・それは神の子にはふさわしくありません。ヤコブが神さまの恵みを求めたその姿勢は大切ですが、それを自分のやり方で、お父さんをだまして手に入れようとしたことはやはり罪です。 夏もだんだん終わりに近づいてきました。今年の夏はどうでしたか。今年の夏に、教会のキャンプなどに行って、そうだ、僕も神さまを信じよう、と決心して、先生にお祈りしてもらった人もいることでしょう。よかったですね。二年前のキャンプで、五年前のキャンプで、イエスさまを信じた!という人もいるでしょうね。イエスさまを信じた時に開いていただいた救いの御言をいつも心に刻んでいてくださいね。    ◇  ◆  ◇ 8月19日(日)創世記二七41〜45 エサウは怒りが押さえられなくなり、お父さんが生きている内はがまんするけれど、お父さんが死んだら絶対ヤコブを殺す、と思いました。大変なことになりました。そのことがリベカの耳に入った時、リベカはヤコブを自分のお兄さんで、ヤコブには伯父さんにあたるラバンのところに逃がそうと決心するのでした。ヤコブの人生が大きく動いていました。 8月20日(月)創世記二七46〜二八9 ヤコブがラバンのところに送られたもう一つの目的は、伯父さんの娘さんの中からお嫁さんを探すためでした。ヤコブたちの住んでいたカナンの娘たちは、ヤコブやリベカの心を悩ませたからです。ヤコブは祝福されて出発します。    ◇  ◆  ◇ 8月21日(火)創世記二八10〜17 ヤコブは寂しい思いで旅をします。自分がしてことのために家にいられなくなったのです。でも一人で寝ていた時に神さまはヤコブに夢を見せ、またヤコブに声をかけてくださいました。ヤコブはヒトr地ではありませんでした。そこにも神さまがいてくださったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月22日(水)創世記二八18〜22 ヤコブは神さまを礼拝し、祈りをささげます。神さまが共にいて、守り、すべての必要を与え、またこのところに帰してくださるように、心から祈ります。そして神はその祈りを聞いておられました。 8月23日(木)イザヤ四一8〜13 ここで神さまはイザヤを通して、創世記に出て来ているヤコブの子孫たちに対して語っています。ヤコブが聞いたのと同じ約束です。「わたしはあなたと共にいる」。神さまの約束は何百年たっても変わらなかったのです。    ◇  ◆  ◇ 8月24日(金)イザヤ四三1〜7 いろいろなところを通ることもあるでしょう。危険や困難を経験することもあるでしょう。けれども、それは神さまが愛してくださっていないというではありません。神さまは愛しておられ、共にいて下さるのです。    ◇  ◆  ◇ 8月25日(土)ヘブル十三5〜6 お金があれば、ものがもっと帰るでしょうか。けれども、ものがあるということよりもずっと大事なことは神さまが一緒にいてくださるということです。神さまは私たちの必要を満たし、私たちを助けて下さいます。 私たちはイエスさまを信じてからもいろいろな失敗をしたり、罪を犯して、神さまを悲しませてしまうことがあるかもしれません。けれども知って下さい。そのことに気づいたらすぐに悔い改めて、神さまにお祈りして下さい。神さまはあなたのことを見捨てることはありませんし、神の子にしたあなたのことを見捨てることはありません。ことさらに神さまを拒み続けると言うことでなければ、天国にいけなくなってしまうこともありません。イエスさまを信じた時の聖書の御言を信じ続けて下さい。    ◇  ◆  ◇ 8月26日(日)創世記二九1〜14 ヤコブは旅を続けて、ついに伯父さんラバンの家にたどり着きます。初めての土地です。今のように郵便や電話のない時代です。どんなに不安だったでしょうね。でも神さまはちゃんとヤコブを導いて下さっていました。 8月27日(月)創世記二九15〜20 ヤコブはラバン伯父さんの家で働くようになります。伯父さんは七年働いたら娘のラケルと結婚させてくれると約束してくれました。ヤコブはうれしくて、一生懸命働きました。ラケルのことを心から愛していたからです。    ◇  ◆  ◇ 8月28日(火)創世記二九21〜30 結婚式がもたれます。ところが朝になってよく見るとそれはお姉さんのレアでした。暗かったのとかぶりものをしていたので分からなかったのでしょう。ラバンがだましたのです。ヤコブは妹のラケルのためにまた七年間ただで働いたのでした。    ◇  ◆  ◇ 8月29日(水)創世記二九31〜35 ヤコブはお姉さんのレアのことはもともとはあまり好きではありませんでした。でも神さまはレアをかえりみてくださって、次々に四人の子どもをくださいました。レアは神さまを賛美します。 8月30日(木)創世記三十1〜13 ラケルはお姉さんには負けたくないと自分のつかえめビルハをヤコブに与えます。レアも負けないとジルパを与えます。次々に赤ちゃんが生まれて、ヤコブの家はとてもにぎやかになりました。    ◇  ◆  ◇ 8月31日(金)創世記三十14〜24 レアにもまた赤ちゃんが生まれます。そして最後に、神さまはラケルのことも心にとめてくださいました。ラケルの願い・その祈りを聞いてヨセフを与えて下さったのです。十一人目の男の子でした。    ◇  ◆  ◇ 9月1日(土)創世記三十25〜43 ヤコブは帰らせてほしいと言いました。でもラバンは帰してくれません。神さまがヤコブを祝福してくださるのを見たからです。ラバンはヤコブに仕事をしたら、こんな羊ややぎを上げようと約束しますが、ラバンはすぐにズルをし始めました。でもそれでも神さまはヤコブを守ってくださいました。 神さまが願っておられたことを無視して反対に行ってしまうことはとても愚かなことです。そしてそれはとても残念な遠回りです。でも、神さまはそんな私たちのこともなお見捨てません。私たちが悔い改めて神さまに従って行くときに、私たちがしてしまった失敗や遠回りも益に変えて、私たちが神さまの栄光を表すことができるようにしてくださるのです。    ◇  ◆  ◇ 9月2日(日)創世記三一1〜16 神さまはヤコブを祝福してくださったので、ヤコブは子どもがたくさん与えられ、また多くの家畜や持ち物を持つようになりました。すると、ラバンやその子たちはヤコブに対して冷たくあたるようになります。神さまはヤコブに、先祖の国に帰るようにとおっしゃいました。わたしはあなたと共にいる。二十年前にも聞いた神さまの御声でした。 9月3日(月)創世記三一17〜24 ヤコブは逃げるように、自分の家族や持ち物を全部もってラバンの家を出ます。ラバンは怒ってヤコブを追いかけました。けれども神さまはラバンの夢のうちに現れてラバンをたしなめ、ヤコブを守られたのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月4日(火)創世記三一25〜42 ヤコブに追いついたラバンはヤコブを責め、誰かが自分の神を盗んだと言います。それはもちろん、神さまではなく、偶像で、人が作った偽物の神さまです。でもその神さまは見つかりませんでした。偽物の神さまは何もしゃべれませんし、歩けませんからね。    ◇  ◆  ◇ 9月5日(水)創世記三一43〜55 ラバンとヤコブはそこに石の柱を立てて、約束を交わします。ヤコブが家族を大事にすること、そしてお互いに、お互いを攻めたり、悪いことはしないこと。二人は神さまの前に約束したのです。 9月6日(木)創世記三二1〜21 ヤコブは故郷に向かって旅を続けます。でも心配がありました。お兄さんはゆるしてくれるだろうかということでした。ヤコブはお祈りし、またどうしたらエサウ兄さんをなだめられるか、襲われたらどうするか考えるのです。    ◇  ◆  ◇ 9月7日(金)創世記三二22〜32 ヤコブは一人ヤボクの渡しに残り、ひとりの人と組み打ちします。ヤコブはぼろぼろになっても、祝福してくださいとしがみつくのでした。神さまはヤコブにイスラエルという新しい名前を与え、彼を祝福してくださったのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月8日(土)創世記三三1〜20 ヤコブは一番前に出て行って、地面に身をかがめて、お兄さんのエサウを迎えます。エサウは走ってきてヤコブを抱き、二人は声を上げて泣きながら、再会を喜んだのでした。エサウはヤコブをゆるしてくれたのです。 二学期になっています。今年の夏にイエスさまを信じて歩んでいる人たちもいるでしょう。また今年じゃなくて、もっと前にイエスさまを信じたよ、というお友だちもたくさんいると思います。ただ、あの時にイエスさまを信じたという信仰のスタート地点と共に、毎日毎日信じ続けていくということもとても大切です。信じ続けるとはどういうことでしょう。まず、毎日お祈りすることです。そこに神さまがいてくださって、私たちのお祈りを聞いてくださると信じていたらお祈りするでしょ。    ◇  ◆  ◇ 9月9日(日)創世記三七1〜4 ヨセフはヤコブに生まれた十二人の男の子の十二番目でした。ヨセフはヤコブが歳をとってから生まれましたから、とても愛され、かわいがられました。ヨセフは特別でした。でもそんなヨセフをお兄さんたちはきらっていました。 9月10日(月)創世記三七5〜11 ある日、ヨセフは夢を見ます。お兄さんたちの束が自分の束を拝んだというのです。太陽と月と十一の星が自分を拝んだ夢も見ました。それを聞いたお兄さんたちはますますヨセフが嫌いになります。でもこの夢はやがて本当に実現したのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月11日(火)創世記三七12〜24 ある日、お兄さんたちが野原で羊を飼っていたところにヨセフがやってきました。お兄さんたちはヨセフを殺してしまおうと、ヨセフをつかまえて、穴の中に入れてしまいました。怖いですね。    ◇  ◆  ◇ 9月12日(水)創世記三七25〜36 お兄さんたちはヨセフを殺すのはやっぱりかわいそうと、ヨセフをエジプトに行く商人たちに売ってしまいました。そしてお父さんには適当に嘘を言いました。お兄さんたちはどんなにお父さんが悲しむか分からなかったのです。 9月13日(木)詩篇四六1〜3 私たちには悩むこと、大変なことが襲ってくることもあるでしょう。けれども、この詩篇の作者は言いました。悩むことはあるけれど、そこに助け主である神さまがいてくださる。    ◇  ◆  ◇ 9月14日(金)詩篇四六4〜7 都とはエルサレムのことだったのでしょう。その都にとって何よりの力、喜びは、神さまがその中にいて下さると言うことです。どんなに敵が襲って来たり、災害があっても、世界中の人たちが大騒ぎしても、神さまがいてくださったら大丈夫なのです。    ◇  ◆  ◇ 9月15日(土)詩篇四六8〜11 大変なことがあると私たちはパニックになります。怖くなります。でもそういう時に、口を閉じて、神さまのことを思うことはとても大切です。神さまは驚くようなすばらしい救いを行ってくださるお方だからです。 明日は敬老の日です。もちろん、一年に一度だけ、おじいちゃにゃおばあちゃんを大切にしましょうということでは困ります。一年中どの日も人生の先輩たちを敬い、特に体の弱さを覚えている人たちにやさしくしてください。自分のおじいちゃん・おばあちゃんだけではありません。特に教会には歳をとった人たちがたくさんいるはずです。ぜひ、みなさんの方から声をかけて、いっぱいおじいちゃんやおばあちゃんたちのお話しを聞いてください。きっとうれしそうにたくさんお話しをしてくれるはずですよ。    ◇  ◆  ◇ 9月16日(日)創世記三九1〜6 お兄さんたちに売られてしまったヨセフはエジプトに連れられて来て、ポテパルというパロの役人の家で仕事をする奴隷となります。でも主は、そこでもヨセフと一緒にいてくださいました。 9月17日(月)創世記三九7〜18 ポテパルの奥さんはヨセフのことがとても気に入って、ヨセフのことを誘惑しました。でもヨセフはどんなに誘惑されても、負けませんでした。それに腹を立てた奥さんは嘘をついてヨセフのことをポテパルに悪く言ったのでした。    ◇  ◆  ◇ 9月18日(火)創世記三九19〜23 ポテパルは奥さんの言った嘘を信じて、ヨセフを牢屋に入れてしまいます。何ということでしょう。でもそこでも神さまはヨセフと一緒にいて、ヨセフを守り、ヨセフのすることを祝福してくださいました。    ◇  ◆  ◇ 9月19日(水)Tコリント六15〜20 神さまはイエスさまの十字架によって私たちをあがない、買い取ってくださいました。だから私たちの心も体も全部が神さまのものです。私たちは自分の体を大事にしなければなりません。悪いことに使ってはいけないのです。 9月20日(木)ガラテヤ五16〜26 ポテパルの奥さんは結婚しているのに、ヨセフを誘惑しました。それは不品行です。神さまの喜ばれることではなく、悪魔の喜ぶことです。では神さまが喜ばれることとはどういうことだと思いますか。    ◇  ◆  ◇ 9月21日(金)箴言七1〜27 昔も今も、本当のしあわせを間違えて、悪い道にずるずる行ってしまう人たちがたくさんいます。誰も見ていないし、楽しいよーと言葉巧みに私たちを誘い、私たちに悪いことをさせようとする悪魔にだまされてはいけません。    ◇  ◆  ◇ 9月22日(土)エペソ五1〜5 神さまは私たちを愛して、主イエスさまの十字架によって私たちを神の子にしてくださいました。私たちは神さまに愛されている神の子です。だから、私たちは神さまがお嫌いになることを言ったり、したりしません。神さまのよろこばれるきよい生き方をするのです。 子どもだっていろいろな苦労がたくさんありますよね。でも神さまはみんなと一緒にいてくださるし、みんなの気持ちをよく分かって下さいます。でも何でも分かっている、力のある神さまが私たちのことを愛してくださっているなら、どうして私たちの歩みの中にはつらいことや悲しいことがあるのでしょうか。でも知って下さい。大変なことがいろいろあるのは、神さまがあなたのことを愛していないからではありません。神さまはちゃんとあなたのことを考えて下さっています。やがていつかきっとそのことが分かってくるはずです。    ◇  ◆  ◇ 9月23日(日)創世記四十1〜8 ヨセフは牢屋の中で、パロの給仕役と料理役に出会います。二人は夜に不思議な夢を見て心配でたまりません。でもヨセフは彼らの悩みを聞いてあげました。 9月24日(月)創世記四十9〜15 ヨセフは給仕役の夢を聞いてその意味を説明してあげました。神さまがヨセフに知恵と力をくださったからです。ヨセフは給仕役に自分のことをパロに話してほしいとお願いしました。    ◇  ◆  ◇ 9月25日(火)創世記四十16〜22 三日目はパロの誕生日でした。そして給仕役も料理役もヨセフの説明してあげた通りになりました。でも助かった給仕役はうれしくて、すっかりヨセフのことを忘れてしまいました。でも神さまはヨセフのことを忘れていませんでした。    ◇  ◆  ◇ 9月26日(水)創世記四一1〜13 二年後に今度はパロ王さまが夢を見ます。不思議な不思議な夢で、エジプト中の学者たちを集めても誰もその夢を説明することはできませんでした。でも、その時にあの給仕役は「そうだ!」とヨセフのことを思い出したのでした。最高のタイミングでした。 9月27日(木)創世記四一14〜36 パロに呼び出されたヨセフは王さまの夢を聞いて、それを説明してあげました。神さまがそのことをヨセフに分からせてくださったのでした。七年の豊作の後、七年のききんが襲ってこようとしていました。    ◇  ◆  ◇ 9月28日(金)創世記四一37〜45 パロはヨセフをエジプトの総理大臣にします。そして豊作の七年の間にちゃんとききんが来て困らないように準備をさせたのです。パロは神がヨセフと共にいて、知恵を与えておられるのを見たのです。    ◇  ◆  ◇ 9月29日(土)創世記四一46〜57 ヨセフは三十歳でした。ヨセフはエジプトで結婚し、二人の男の子が生まれました。ここまでの生涯、大変なことだらけでした。でも今、ヨセフはしあわせでした。ヨセフが偉かったからではありません。ヨセフは神がそのことをしてくださったのを知っていました。 今週の聖書の箇所を読んでいると、何かヨセフが兄さんたちに仕返しで意地悪をしているかのような気がしてきます。でも、そうではありません。もし意地悪をしたかったら、もっと早く自分のことを明かして、お兄さんたちをたくさん責めて、徹底的に苦しめることだってできたはずです。でもヨセフはそんなことはしませんでした。ヨセフはお兄さんたちの意地悪をも良きにかえくださった神さまを知っていたのです。ヨセフは、お兄さんたちが昔と同じか、それとも変わっているか知りたかったのでしょうね。    ◇  ◆  ◇ 9月30日(日)創世記四二1〜28 世界中にききんが始まった時、世界中から人々がエジプトに食べ物を買いに来ました。そしてヨセフのお兄さんたちがヨセフの前に現れます。神はヤコブとその家族のためにとても大きな事をしようとしておられたのです。 10月1日(月)創世記四二29〜38 家に帰ったお兄さんたちはお父さんのヤコブに、次はベニヤミンを連れて来るように言われたことを伝えます。でもヤコブはがんとして、それを受け入れようとはしませんでした。ベニヤミンに災いが及ぶのではないかと恐れたのです。    ◇  ◆  ◇ 10月2日(火)創世記四三1〜15 ききんが激しくなり、とうとう食べるものがなくなってしまいました。ヤコブはベニヤミンを送り出すことに同意します。お兄さんのユダがベニヤミンのことを守ることを約束してくれたからです。    ◇  ◆  ◇ 10月3日(水)創世記四三16〜34 ヨセフは自分の目の前に弟のベニヤミンがいるのを見て、うれしくて、またなつかしくてたまりませんでした。お父さんも元気だと言います。ヨセフはまた泣いてしまいます。別々の席でしたが、久しぶりに一緒に食事ができてどんなにうれしかったことでしょうね。 10月4日(木)創世記四四1〜17 ヨセフはバニヤミンの袋の中に自分の銀の杯を入れておきます。そして兄弟たちを帰りの道から引き戻させ、ベニヤミンは帰すことができない、自分の家で奴隷にすると宣言します。さあ兄弟はどうするでしょう。    ◇  ◆  ◇ 10月5日(金)創世記四四18〜34 お兄さんのユダがヨセフに近づいて、この弟ベニヤミンがどんなにお父さんにとって大事な子であるかを語り、どうか自分を代わりに奴隷にしてほしいと申し出ます。ユダはお父さんの気持ちの分かる人、弟を身をはって守る人に変えられていたのです。    ◇  ◆  ◇ 10月6日(土)創世記四五1〜28 ヨセフはついに自分のことを兄弟たちに明かします。それは兄弟を責めるためではありません。そうではなくて、神さまがすべてのことを導いてくださることを話して、共に神さまに感謝するためでした。