…ともにこの方を拝する喜び! … 「御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである」(ルカ2:10?11)  女性の方々が設問を通した学びをしておられました。野宿しながら羊の群の番をしていた羊飼いたちに、御使いが救い主の誕生を告げる個所です。「安息日を守ることのできない羊飼いの仕事は、当時軽蔑されていました。近くにはたくさんの敬虔なユダヤ人が住んでいたのに、その人たちにではなく、羊飼いたちに御使いが現れたのはなぜですか」。「イエスさまがお生まれになったという事実は、羊飼いたちの人生にどんな喜びをもたらしたでしょうか」。「羊飼いたちは幼子について告げられたことを大勢の人に知らせましたが、なぜ他の人はイエスさまを拝みに行かなかったのでしょう」。「たぶん羊飼いたちはそれ以後イエスさまについて聞くことはなかったでしょう。彼らがイエスさまを信じ続けるには、どんな困難がありましたか」。ともに思いを分かち合いながら、イエスさまの誕生が羊飼いたちに告げられたということの喜びに目が開かれていきました。「もし私がこの羊飼いで、ひとりでこの経験をしたら、人生の最後まで救い主に出会った喜びが続かなかったかもしれない。仕事の環境もかわらないし、それ以後イエスさまの教えを聞けたわけでもないとすると、途中で迷ったり疑ったりしてしまうかもしれない。でも一緒に行った仲間がいるって大きいですね。きっと、ことある毎に互いに救い主に出会えた喜びを話し合ったんでしょうね。支えられたと思います。神さまの御愛をそこにも感じます」。イスラエルの王ダビデは、主なる神を礼拝するために都に上るときに、こう歌いました。「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」。この祝福の中に入れられている恵みをともに感謝しつつ……。全国信徒大会も祝福のうちに終わりました。「主にある仲間」との恵みのときでした。感謝。(中西 雅裕)