ある先輩の先生からのメールの中に、ジョン・F・ケネディーの就任演説の言葉が記されていました。「あなたの国があなたのために何かできるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何かできるのかを問うてほしい」とあり、多くのことを考えさせられました。「共に」一人ひとりができること、与えられた賜物を用いて仕え合っていくことによって教会は立て上げられていくのです。この「共に」の思いは、深い愛情と犠牲に裏打ちされています。キリストと共に生きなければ生まれてこないものです。私たちの教団も同じです。  2013年度、162の教会に教職者が任命されまし。兼牧を余儀なくされる教会が あり、震災の影響が残っている教会があり、少子化・高齢化の問題を抱えている教会があり、それぞれの教会が課題を持っています。教団自体も多くの課題を抱えています。しかし、その中で「共に」の思いを持ち合うなら、キリストのからだは前進するのです。みんなで一緒に教会を、教団を立て上げさせていただきたいと願うのです。  「互に重荷を負い合いなさい。そうすれば、あなたがたはキリストの律法を全うするであろう。」(ガラテヤ6:2) (「りばいばる」6月号より)