みんなで一緒にやっていこう! 教団委員長 中西雅裕 ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」(使徒行伝1:8)  南西教区の聖会と沖永良部教会の創立50周年記念集会に行かせていただきました。  南西教区には、歴史のある教会が多くあります。数年前、大島教会と喜界教会は創立100周年を迎えました。「いずこにある島々にも……宣べ伝えよ」(新聖歌416番)。私たちの教団には鹿児島県から沖縄県に点在する島々に、巡回地も含めて8つの教会があります。この島々には、戦前から福音が宣べ伝えられてきました。戦争の影響を大きく受けた上、島という文化圏の中で伝道活動は困難を極めました。しかし、どんな状況の中でも、どんな戦いの中でも、この地の兄弟姉妹は福音を語り続けてきたのです。農作業で忙しい家の子どもたちを子守し、神社の境内で集会を開きと、福音を語り続けたのです。教区長の先生は、「仰る通り明るい教区です。その明るさは、さまざまな憂き悩みを通って来たものとしての明るさなのかもしれません」と言われました。今も、この教会の兄弟姉妹は地域に根ざし福音を語り続けておられます。弟子訓練をし、教会の基礎を確かなものにし、聖霊の力により頼んで語り続けるのです。日本全国、地域によって困難は違うでしょう。戦いは違うでしょう。しかし、「共に」宣べ伝えたいと願うのです。とても励まされて帰って来ました